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パナマ文書に登場 セコムで2トップ解職の異例人事
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160520-00006162-sbunshun-bus_all
週刊文春 5月20日(金)7時1分配信
「ザ・ガードマン」。団塊世代には懐かしいTVドラマのモデルとなった総合警備保障会社の草分け・セコムで11日、前田修司会長(63)と伊藤博社長(64)が同時に解職される異例の人事があった。最終利益が4年連続で過去最高益を上げるなど絶好調のセコムで何があったのか。
「前田氏は約7年にわたり強力なリーダーシップを発揮したが、副作用として自由闊達な気風が失われた」
この日、1人で会見に臨み、解職の理由を説明したのは中山泰男常務(63)。後任の社長となった人物だ。
中山氏の説明によれば、指名報酬委員会が複数回にわたり退任を促したが、前田氏が拒否したため、取締役会で2人の解職動議を発議。11人の取締役のうち6人が賛成する僅差で決議したという。
「中山氏は、前田氏が偉くなりすぎて、裸の王様になっており、退任は社内外の声と主張していますが、彼にそんな判断ができるわけがない。創業者で最高顧問の飯田亮取締役(83)の主導と見る向きがほとんどです」(財界関係者)
中山氏は、日銀出身で名古屋支店長や政策委員会室長などを歴任し、2007年にセコム入りした。
「セコムが日銀の警備を手掛けている関係もあり、飯田氏は歴代日銀幹部と親しく、天下りとして受け入れた。中山氏は、日銀らしく無色透明なところが評価されたのでしょう」(同前)
飯田氏は、石原慎太郎元東京都知事と湘南中学の同級生。学習院大を卒業した後、警備会社を創業した。東京オリンピックの警備を一手に担ったことで有名になり、74年に東証に上場した。飯田氏は、1997年に社長を退いたが、以降も取締役最高顧問として君臨している。
「最近公表されたパナマ文書にも名前が登場し、タックスヘイブンに700億円もの資産を海外移転させていたことが明らかになった」(同前)
今年6月には、飯田氏の娘婿が取締役に昇格する予定だ。
「事業の継承をにらみ、実力者の前田氏や伊藤氏よりイエスマンの中山氏の方が御しやすいと思ったのでは」(同前)
セコムが指名報酬委員会を設置したのは今年3月、それからすぐに前田氏へ退任を働き掛けている。周到に準備された解任劇と見るべきだろう。
<週刊文春2016年5月26日号『THIS WEEK 経済』より>
森岡 英樹(ジャーナリスト)
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