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AI技術の発達は、将来的に人間の脅威になる?(※イメージ)
AIめぐる二つの派閥「地球派」と「宇宙派」とは 技術者も葛藤〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160516-00000139-sasahi-sci
AERA 2016年5月16日号より抜粋
AI技術の発達は、将来的に人間の脅威になるのでは……というのは、少し前から巻き起こっている議論だ。実際にAIと対峙している技術者は、これをどう考えているのか。理研の計算機科学者・高橋恒一さん(42)に聞いた。
「技術的特異点に、いまから備えておくことが重要だ」
理化学研究所の高橋もこう訴える。高橋自身、特異点に「備える」ことをやっている数少ない研究者だ。
AIが主導する新たな「産業革命」は、世界に劇的なインパクトをもたらす可能性が十分ある。その一つが「先進国で入れ替え戦が起きるかもしれない」ことだと高橋は考えているのだ。
日本は生き残れるのか。高橋は最新の動向を集め、数多くの研究者と情報交換を続けている。副代表を務めるNPO「全脳アーキテクチャ・イニシアティブ」はそんな場の一つ。新たなAIソフトウェア開発を模索するだけでなく、外部プログラマーが参加可能なハッカソンも開き、オープンなAI開発を国際的に促す。
個人としても、生命科学実験をロボットで自動化できないかと取り組んでいる。参加する国産ベンチャー「ロボティック・バイオロジー・インスティテュート」は、これまで人間が担ってきた大量の試験管の攪拌作業を、多数のロボットに同時に行わせることで、実験のスピードアップをもくろんでいる。
その高橋もかつては、AIによる社会変革を脅威だと考えていた。これまでの発明とは違い、人間をまるごと代替し得る技術になるからだ。人間が地球で最も知的な種族ではなくなる。そんな技術開発はやめるべきだ。この考え方は「地球派」と呼ばれる。
しかし、地球派に位置し続けるのは困難だった。AI開発を未来永劫禁止することは非現実的だし、「気候変動や経済危機などのリスク回避にも役立つAIの発展を止めてしまうことは、人類が存続するのをかえって難しくする」と思えたからだ。
地球派に対抗する考え方が「宇宙派」。発展が止められないなら、人類社会に融和的なAI技術を開発するしかない。テクノロジーの恩恵を受け、最終的には人類とAIが融合し、宇宙に広がっていけば有益だろう。そんな思いから名づけられた。高橋も悩んだ末に、宇宙派に転向したという。(文中敬称略)(アエラ編集部)
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