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http://31634308.at.webry.info/201604/article_21.html
2016/04/21 22:56
今日は、政治向きの話ではなく、三菱自動車の話をしたい。私も会社勤めで宮仕えをしていたことから、会社の事情はわかっているつもりである。
今回、三菱自動車が燃費の計測で、実際より5%〜10%多く出るように操作したと書かれている。なぜこのようなことがわかったかというと、報道によれば、三菱自動車が日産にOEMで提供した自動車の燃費が、どうも日産側で測定した数値より小さいということで、その差の原因を掴むために共同で実験を行った結果、発覚したとある。
技術的な経験から言うと、計器の違いや、運転モード条件の微妙な違いで、実験の誤差が5%、10%程度出てくる可能性はある。それが、ここまで大事になったのは、実際は、もっと大きな差があったのではないかと思っている。
ここからが本題であるが、社長の記者会見で、その数値を計測した部長が故意に不正な数値を出したと認めた。しかしこの話は本当だろうか?
ここからは、私の勝手な推測である。
このような重大な不正が、たかが部長レベルでやれるものではないと思っている。社長が把握していたかわからないが、経営幹部クラスのお墨付きを得ていないと、一部長が故意で不正出来る代物ではない。況や検査部門の部長は、性能に責任があるエンジンの設計者、開発者でないので、あえて不正な数値を偽造する必要はない。むしろ、責任が問われるのは設計者、開発者である。
三菱自動車は、先にもリコールを隠し、会社存亡の危機に見舞われた。今回は、その経験が全く生かされていない。かなりの数の自動車が売られており、その際エコ減税の優遇措置も受けている。つまり、国税がこの自動車販売につぎ込まれているということだ。正直に出せば、エコ減税自体が受けられず、商品としての魅力は半減する。
これは今まで以上に根が深い。下手をすれば、会社の命取りになるかもしれない。東芝の不正経理は1万2,3千人の人がリストラされている。働き盛りの人が、強制的に会社を辞めざるえないことを考えるとやりきれない。子供にまだまだお金が掛かるし、住宅ローンもたくさん残っているだろう。経営者の不正が、何の関係も無い従業員に類を及ぼす。
三菱自動車も不正によって、今後リコール問題以上に大きな問題に発展するように思える。このような事態に陥ったのは経営者の責任である。そのために経営者がいる。不正したことによる利益は、不正が分かってしまった時、そんな利益で済まない損失を会社に与える。今の世の中、シャープにしろ、経営者の不手際が会社の存亡に直結する怖い世の中になった。
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