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復旧には十数億円か…匠も手こずる熊本城「修復」の難題
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179646
2016年4月17日 日刊ゲンダイ
熊本地震で被害を受けた民家(C)AP
加藤清正公が築いた名城を拝めるのはしばらく先になりそうだ。14日夜の熊本地震だけでも6カ所の石垣や天守閣の瓦などが崩れた熊本城。復旧のメドは立たないという。
「広範囲に石垣や瓦が崩れ、営業開始にはしばらく時間がかかります。熊本城は国の重要文化財でもあり、改修するのにも文化庁の調査が必要になる。崩れた一部を直すのか、それとも一から全面的に修復するのか。財源の問題を考えながら検討しています」(熊本城総合事務所)
熊本城は築城400年に際して、大規模改修を行っている。工事期間は10年にも及んだ。事業費89億円。延べ5万人の工事関係者が携わったという。城の建設に詳しい建築アナリストの森山高至氏は言う。
「石垣を積むにも城ごとに流派があり、熊本城は難しい部類に入ります。ただでさえ、石垣積み職人は数が少なくなり、人間国宝状態。工事には時間がかかる。修復は崩れた部分の石垣だけでなく、他の部分の地盤状況などの調査や改修も必要になります。修復費用は城郭全体での修復部分も含めて考えれば、十数億円はかかると思います」
これまで熊本城の修復を手がけてきた匠に話を聞いた。すでに現地に出向いていた「林建設」の林大作社長はこう話す。
「もし、修復するのであれば、これまで手がけた中で、もっとも大変な工事になると思います。熊本城で石垣を直すのには原則、落ちた石をそのまま使って復元する技法を用いています。落ちた石がどの位置に当てはまるかパズルのように1つ1つ選別しながら組み立てなければなりません。これだけの量になると、通常の倍の時間がかかるでしょう。数年の工事が必要になります」
難攻不落の城を崩した地震の被害は想像以上だった。
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