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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
7割の男性が希望も…こんなにつらい「イクメン」の現実
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/178164
2016年3月27日 日刊ゲンダイ
伊藤英明、水嶋ヒロ、谷原章介――。国会で男性の育児休暇を訴えたオトコは偽物だったが、育児参加するイケメン俳優たちは世の女性たちから人気を集めている。
婚活アプリを運営・開発する「マッチアラーム」の調査でも、独身男性たちが育児に参加する意欲を強く持っていることが分かった。
20〜30代の独身男性815人に対し、「将来、子供ができたら育児休暇をとりたいですか」と聞いたところ、「はい」が67.1%で「いいえ」が32.9%。7割近くの男性がイクメンになるつもりでいるのだ。
とはいえ、イクメンになるというのはそんなに簡単なことでもなさそうだ。実際に育児参加する男性たちに話を聞いてみると、こんな声が聞こえた。
「保育園のお迎えのために早退させてもらうと、同僚から冷たい視線を感じます。同じようにお迎え早退をする同僚がいるんですが、彼は明らかにお迎えを口実に仕事を切り上げられることをラッキーと思っている雰囲気。こういうやつがいると、自分も同類の『仕事ができないヤツ』と思われてやりづらい」(33歳・会社員)
■ヒモ男と同類に
「僕は週2回時短勤務でお迎えに行くのですが、他にお迎えにきているパパが、いつも寝起きのようなボサボサ頭にスエット上下で、いかにも働いていないヒモ男って感じ。それで僕も同類扱いされて、ママたちから遠巻きに見られているのがキツイですね」(29歳・会社員)
最近では、育児参加を理由に仕事をさぼる「ブラックイクメン」という言葉も出ている。こういうヤカラや無職の父親と一緒にされることに、プライドが傷つくイクメンもいるようだ。
■会社は「しぶしぶ」
また、男性の育児参加に対して制度は整ってきてはいても、会社としては「しぶしぶ」感もまだ根強い。3人の子供それぞれに、育児休暇を利用して育児参加したという30代男性は、1人目のときの育休取得時をこう振り返る。
「出産後1週間と、1歳になる頃からの1カ月間、育休をとりました。当時は別の部門で育休をとった男性がいたため、理解はあるにはあったのですが、うちの部門では当初2カ月を希望したものの1カ月しかとれませんでした。それと2人の上司から『子供とずっと一緒にいることが、子供のためになるというわけではない』とも言われましたね」
2人目、3人目のときには徐々に社内に育児休暇をとる男性が増えたため、すんなりとれたというが、このような理解のある会社はまだ少ない。育児参加を決意した時点で、会社を辞めざるを得なかった40代男性の話はこうだ。
「10年前に娘が生まれたときは執行役員だったのですが、保育園の送り迎えや熱を出したときの対応で時短勤務にさせてもらっていたんです。そのうち社長から『役員の立場でそれは許されない』と言われ、辞めることを決意しました」
この男性の場合、その後に人材紹介業の経営者となったのだが、「育児をしたいと思ったら、普通の会社員ではまだ難しい。社長になるとか、裁量制の仕事でないと厳しいでしょうね。僕のクライアント企業でも、女性を雇うときに妊娠や出産のことを気にするところが多いです。男性の育児参加はまだ考えられないという企業が多いと思いますよ」。
働く女性たちにとっては憧れのイクメンだが、まだまだ理想どおりにはいかない世の中。
イクメンになれても、社会の中では居心地の悪い思いをするのが実情のようだ。
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