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年下上司に愛される10カ条とは(※イメージ)
定年後も働くシニア社員 年下上司に愛される10カ条とは〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160322-00000001-sasahi-bus_all
週刊朝日 2016年3月25日号より抜粋
家にいれば粗大ゴミ扱い、外に出れば公園のベンチで暇つぶし。妻の買い物についていけば、うっとうしがられる……。定年後の生活といえば“濡れ落ち葉”のような姿が定番だ。
「実際に自分が60歳になってみると、50代のころに思い描いていた60歳よりも、はるかに若い(笑)。まだ体力も気力も十分あるので、完全リタイアする理由は見当たりませんでした」
こう語るのは、クレディセゾン(東京都豊島区)のアドバイザリースタッフ、池澤宏さん(61)。
昨年3月で定年を迎えてから、再雇用制度で働いている。現役時代よりも給料は減ったが、フルタイムで週5日の勤務時間と、仕事への情熱は現役時代とまったく変わらない。
変わらないのはもう一つある。それは「座席」だ。
定年前は信用管理部担当部長として、アルバイトを含む約400人もの部下のマネジメントを補佐していた。窓越しに座る部長席は、今も池澤さんの席。変わったのは、「肩書」と「働く立場」。新たに、40代後半の男性が直属の上司になり、仕事はマネジメントから、アドバイザーになった。
「仕事は、職場のスタッフに対して、顧客対応や業務に関するアドバイスを行っています。私は35歳のとき、中途でこの会社に入社した後、債権を回収する部門に配属されました。ちょうどバブル崩壊後で、債務延滞した顧客と粘り強く交渉等を重ねながら回収までこぎつけた。今まで頑張ってきた部署があるから、定年後も続けたいと思いました。会社に恩返しする気持ちを込めて、後輩たちに経験やスキルを伝えたい」
部長席に集まる年下のスタッフたちに、熱心にアドバイスをする池澤さんの姿があった。
池澤さんのように、60歳以降も同じ会社で働き続ける人は増えている。
昨年10月、厚生労働省がまとめた「高年齢者の雇用状況」によると、過去1年間に60歳で定年を迎えた人の82.1%が継続雇用されたという。
現役続行の人が増えたのは、2013年に施行された改正高年齢者雇用安定法がきっかけ。希望者に対して65歳までの雇用確保措置が企業に義務づけられた。同時に60歳代前半に支給されている特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢が段階的に引き上げられ、無収入の期間が生じてしまうことも原因だ。これらの制度ができたことで、「完全リタイアするのは65歳」という人が圧倒的に増えた。
約30人いる池澤さんの同期のほとんども、雇用を継続して今も働き続けているという。
働き続けるシニア社員が増えたとはいえ、池澤さんのように、職場の支え役として活躍する人はまだ少数。
「シニア社員の働く場を確立している企業はまだ少ない。シニアの実力を生かし切れていないのが現状」
そう指摘するのは、キャリアコンサルタントの藤岡長道さん。
「管理者や若手社員、人事担当者が、シニア社員に対して、『気を使わないといけない』『フォローのために仕事量が増える』などと、マイナスのイメージを持っていることのほうが多いので、職場内でもうまくまわらないのです」
また、活躍できていないシニアには、過去にとらわれて、不愉快な感情で働いているといった共通点もある。一つ目は、収入減と、年下上司の下で自尊心が傷つき働く意欲を失うケース。二つ目は、面倒くさがって、新しい技術や仕事のやり方を覚えない。三つ目は、裁量権がないのにもかかわらず、過去の栄光にとらわれて強引に物事を進めてしまうケース。
「シニア社員が人生を仕上げる意識で組織をサポートする存在になると、その企業は強くなります。周囲も本人も尊重し合い、“ちょっとした態度の工夫”をすれば、強い組織になりますよ」(藤岡さん)
◇定年後職場で「愛される先輩」になるための10カ条
[1]年下上司からの頼まれごとは嫌な顔をしないでやる
[2]職場内で年下上司には「さん」と呼び敬語で接する
[3]自分が先に名刺を出さないようにする
[4]物事を決めるときには自分ひとりで判断しない
[5]困っているスタッフがいたら積極的にカバー
[6]体験談や自慢話はしない
[7]わからないことは素直に教えてもらう
[8]与えられる仕事はより好みしないで引き受ける
[9]まわりのスタッフに指図しない
[10]「聴く力」を持つ
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