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ゲームマーケットでは約1時間で100部が完売したというカードゲーム「この過労死がすごい!」(反社会人サークル提供)
「この過労死がすごい!」がすごい! 驚くべきリアルな“社畜”ルールとは〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160322-00000003-sasahi-life
dot. 3月22日(火)7時4分配信
「この過労死がすごい!」がすごい。15年秋のゲームマーケットに出品され、約1時間で持ち込んだ100部が完売したという話題のカードゲームだ。いったいどのようなゲームなのか。
「この過労死がすごい!」は、“社畜”となったプレイヤーが、「残業カード」(残業の中身と時間が書かれたカード)や「業務外カード」といった計62枚のカードを駆使して残業に励み、残業代(ブユウデンと呼ばれるポイント)を稼ぐゲームだ。他の社畜(プレイヤー)を蹴落とし、“カロウシ”のリスクを免れながら、いかに多くの残業時間を上積みできるかが勝利のカギとなる。
遊び方を説明した「就業規則」には、初めに「あなたは社畜です。カロウシしないように仕事量に気をつけながら、なるべく多くの残業代を稼いでください。あわよくば他の社畜をカロウシさせてください」と書いてある。なんてブラック!
ゲームはプレイヤー全員で声をそろえてのあいさつ「おはようございます」でスタート。プレイヤーは、中央の山札から順番にカードを引いていく。残業カードには、「ちょっと5分だけ会議」(1時間)、「クレーム対応」(3時間)、「炎上プロジェクト」(30時間)などがあり、涙を誘う。業務外カードは「組合活動」(1時間)、「社内運動会」(3時間)、「葬式手伝い」(5時間)などで、これまたリアルだ。
ゲームの合間には上司から“残業チェック”が入る。手持ちのカードの一部から最も長い時間の残業カードが回収され、「なかったこと」にされてしまうのだ。ああ悲しい。
山札の中には1枚だけ「カロウシカード」が含まれており、引いた瞬間に「カロウシ・チャンス!」が訪れ1ラウンドが終了。カードを引いたプレイヤーの合計残業時間が、基準時間(3人の場合なら100時間)を超えると「カロウシ」が成立し残業代はゼロ、時間内に収まっていればすべてを残業代に換算できる。他のプレイヤーは、一部のカードのみ残業として認められる、という仕組みだ。
山札には、労働基準監督署の調査が入る「ロウキカード」、強引な稼働調整を行う「社内調整カード」なども含まれており、これらを用いてゲームを有利に進めることもできる。
働いた経験がある人なら、身につまされて仕方がないゲームである。ツイッターでは、「周りに居た社畜3人誘って4人でやった。色々リアル」に始まり、「89時間残業 VS 23時間残業。圧勝」といった残業自慢、「126時間残業で見事過労死に成功!」などのカロウシ自慢、「わざわざ残業時間記録用のそれっぽいホワイトボード買ってきてよかった」といった小道具の持ち込みまで、様々なプレイの感想が上がっている。なぜ作られたのか。
ゲームを開発したのは、「社会人年齢ヒト桁」の3人で構成する文学サークル「反社会人サークル」。主な活動はミニコミ誌「ロウドウジン」の制作で、年2回の文学同人誌即売会「文学フリマ」で配っている。メンバーによると、その中で掲載されていたコラム「この過労死がすごい!」という“言霊”に引かれて、過労死をテーマにしたカードゲームを作ることにしたそうだ。
とはいえ、3人ともゲーム作りは初めて。ボードゲームに詳しい識者や愛好家ら協力を得ながら、ゲームマーケット直前までテストプレイを繰り返した。マーケットで完売した時は「正直驚いたが、とてもほっとした」という。
苦労したのは、文学サークルとしての「アート性」とゲーム性の両立だ。過労死や残業というリアルな事象をいかにして落とし込み、熱中して遊べるゲームにするか、特にカロウシ基準の時間数に頭を悩ませた。最終的にはゲーム性を重視し、プレイヤーが増えると短くなるようにした。
制作側の“推し”カードを聞いたところ、残業削減のための施策を検討する残業カード「残業削減活動」(3時間)を挙げてくれた。「いわゆる手段と目的が逆転した状態。残業時間の管理のみならず、残業しながら延々とタクシー代や携帯電話代を計算してコスト削減のために頑張っている姿に、日本のサラリーマンの豊かさの一面を感じる」という。
ゲームについては、「あっと驚くようなドラマティックな展開や、うまくコンボが決まった時の快感が醍醐味ではないか。カードを切る時にも、『ああいま自分は残業(またはサービス残業)しているんだなあ』とかみしめながらプレイしていただけるとうれしい」とPRする。
今後は、「名刺じゃんけん」というゲームを作りたいという。「16年春のゲームマーケットでお披露目できたら」と前向きなコメントをもらえた。
ゲームはインターネット注文も受け付けており、一時は入手が困難だったが、最近は数日待てば受け取れるとのこと。名前や内容がかなり過激なこのゲーム。思い切って上司と一緒にプレイしてみては?(ライター・南文枝)
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