IEA:石油価格は底打ちした可能性−高コスト生産者が減産 2016/03/11 19:34 JST (ブルームバーグ):国際エネルギー機関(IEA)は、石油価格が底打ちした可能性があるとの見解を示した。石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の供給縮小に加えOPEC内の生産に乱れがあり、世界的なだぶつきが後退したためだ。 IEAは11日公表の月報で、OPEC非加盟国の今年の生産量は日量75万バレル減少すると予想。これは前月示した見通しより15万バレル多い。一方、OPEC内ではイラクとナイジェリアの生産量が減ったほか、制裁解除後のイランの生産回復が当初見込みよりも遅れていると指摘した。 IEAは「石油価格が底打ちした可能性を示す複数の兆候がある」とし、市場原理が「効力を発揮しつつあり、高コスト生産者が生産を減らしている」ことから「長期にわたった低迷からの出口が見えてきた可能性がある」と分析した。 石油価格は12年ぶり安値を付けた1月から50%戻した。米シェールオイル生産量が減ったほか、サウジアラビアを筆頭とする一部のOPEC加盟国がロシアと生産量の現行水準維持で暫定合意に至ったことが背景にある。ただ、「凍結」合意は現時点で相場の支援要因となっているものの、今年上期に大きな影響を及ぼす公算は小さいと、IEAはみている。 IEAのデータによると、OPEC加盟13カ国の2月の生産量は日量9万バレル減の3261万バレル。イランの生産が増えたものの、イラクとナイジェリア、アラブ首長国連合(UAE)の生産が減少した。ただ、OPECに今年必要とされる生産量を依然として日量70万バレル上回っている。 原題:IEA Says Oil Price May Have Bottomed as High-Cost Producers Cut(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3VBSR6K50XU01.html
円上昇を言い当てたRBSのストラテジスト、ピーク付けたと判断 2016/03/11 19:08 JST (ブルームバーグ):円の上昇を正しく言い当てた英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のストラテジストが、これ以上の上昇に向けた勢いはもうないとの判断を投資家に伝えた。 シンガポール在勤のシニア市場ストラテジスト、マンスール・モヒウディン氏によると、RBSの欧州顧客は現在、円相場の方向について見方が分かれている。同氏は昨年10月、円高を予想。円の対ドル相場は今年2月に7.5%上昇した後、3月に入ってからは0.7%下落。日本銀行は1月末にマイナス金利を採用すると発表した。 モヒウディン氏は11日のインタビューで、「一部の投資家は緩和に向けた日銀の選択肢が尽きたと考え、他の投資家は日銀が預金金利をさらに下げると考えている」と説明した。自身については「ここ数カ月は円に強気だったが、今はドルが対円で底を打つと思う」とも述べた。 モヒウディン氏は円が4−6月(第2四半期)に1ドル=115−120円で推移すると予想。日銀は3月15日には恐らく政策を据え置き、4月28日に緩和するかもしれないとみている。 「市場は日銀が臆病だと考えた」と指摘し、「しかし日銀が今年どの程度積極的になるかを過小評価するのは危険だと思う」と語った。 原題:RBS Analyst Who Got Yen Right Tells Split Investors It’s Peaked(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Netty Ismail nismail3@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 更新日時: 2016/03/11 19:08 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3VARZ6K50YN01.html
PIIGS含む欧州株 本日高値圏、大幅高 掲載日時:2016/03/11 (金) 20:40 東京時間20:15現在 英FTSE100 6129.38(+92.68 +1.51%) 独DAX 9768.40(+270.25 +2.78%) 仏CAC40 4481.62(+131.27 +2.97%) スイスSMI 7986.46(+92.80 +1.16%) ※仏CAC40、スイスSMIは15分遅れ PIIGS株価 東京時間20:15現在 ポルトガルPSI 4997.27(+115.54 +2.37%) イタリアMIB 18847.36(+729.13 +4.02%) アイルランドISEQ 6301.50(+112.09 +1.81%) ギリシャ・アテネ総合 569.86(+5.74 +1.02%) スペインIBEX 9043.70(+276.80 +3.16%) ※データは15〜20分遅れています ※PIIGSとは 財政基盤の弱いユーロ加盟国の総称でポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの頭文字をとったもの ロンドン市場 ドル円は114円直前で腰折れ 掲載日時:2016/03/11 (金) 20:25
ドル円は原油高や株高を背景に上昇、東京早朝から1円以上の上げ幅で113.92近辺まで上値を伸ばしたが114円を付けられずに伸び悩み。一方、円売りから遅れてユーロ売りが入ったが、足元では一段安、結果、ユーロ円は下落に転じている。一時は約3週間ぶり高値となる126.96近辺を付けていた。 USD/JPY 113.78 EUR/JPY 126.22 EUR/USD 1.1093 http://www.gci-klug.jp/fxnews
ロンドン外為:円が下落−人民元高で資源国通貨の需要が高まる 2016/03/11 19:36 JST (ブルームバーグ):ロンドン時間11日午前の外国為替市場では、円が下落。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の中心レートをここ4カ月で最も大きく引き上げたことで、高利回り資産の需要が高まった。 円は主要通貨31通貨のうち30通貨に対し軟調となった。中国の経済成長から恩恵を受ける傾向の強い資源国の通貨に対する下げが大きい。ブルームバーグ商品指数は3カ月ぶり高水準に達した。ユーロも値下がり。欧州中央銀行(ECB)が10日打ち出した追加刺激策パッケージの影響を見極めようとする動きが強まった。 円の対ドル相場はロンドン時間午前9時55分(日本時間午後6時55分)現在、前日比0.6%安の113円82銭。ユーロに対してはほぼ変わらずながら、週間ベースでは1月29日終了週以来の大きな下げとなっている。円はロシア・ルーブルと南アフリカ・ランドに対する下げが目立った。 ユーロはドルに対し0.5%安の1ユーロ=1.1117ドル。前日は1.6%急伸した。ECB政策発表後のドラギ総裁の会見発言で、追加利下げはもうないとの観測が強まった。 原題:Yen Drops as Yuan Fixing Boosts Commodity Exporters’ Currencies(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3V6I06JTSEY01.html
ユーロ圏インフレ期待指数が上昇、ECBパッケージ発表後−チャート 2016/03/11 20:23 JST (ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)が10日打ち出した追加刺激策パッケージでユーロが上昇したことは、必ずしもこれらの措置が奏功しないと投資家がみていることを意味しない。それどころか、ドラギ総裁が重視する5年先スタートのインフレスワップ5年物フォワードレートは、ECBの取り組みでインフレ率が目安に近付くとの見方が市場で増えたことを示している。 原題:Euro-Area Inflation Expectations Rise as Draghi Delivers: Chart(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3VG3F6K50Y901.html BofA、少なくとも15人のシニアバンカーをアジアで解雇−関係者 2016/03/11 19:52 JST (ブルームバーグ):バンク・オブ・アメリカ(BofA)がアジアの投資銀行部門で今週、少なくとも15人のシニアバンカーを解雇したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。世界的な人員削減の一環という。 対象者にはマネジングディレクター3人とディレクター12人が含まれていたと、関係者が匿名を条件に述べた。若手と後方支援業務の人員も減らしたというが、これについての詳細は述べなかった。 関係者によると、退社する幹部は中国投資銀行事業担当のマネジングディレクター、ワン・ビン氏やアジア工業企業バンキングの共同責任者パトリック・シュタイネマン氏など。削減の対象は香港在勤者が大半だが、シンガポールとオーストラリアの人員も含まれる。最重要の顧客を担当するマネジングディレクター、アンドルー・ブラウン氏も退社したという。 BofAの広報担当、ポール・スキャンロン氏はコメントを控えた。 原題:Bank of America Said to Fire at Least 15 Senior Asia Bankers (1)(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3VEKZ6K50XX01.html
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