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国交省「希望出生率1・8」住生活変更案に異論続出――“家賃補助策”こそが必要(週刊金曜日)
http://www.asyura2.com/16/hasan106/msg/474.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 11 日 14:49:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

      変更案の問題点を指摘する坂庭國晴さん。(2月13日、東京・台東区。撮影/山村清二)


国交省「希望出生率1・8」住生活変更案に異論続出――“家賃補助策”こそが必要
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160311-00010000-kinyobi-soci
週刊金曜日 3月11日(金)10時18分配信


 少子高齢化・人口減少が急速に進むなか、政府は、これに対応した住宅政策の転換ができるのか。

 1月22日、国土交通省が発表した「住生活基本計画(全国計画)」の変更案(以下変更案)をめぐって期待と不安が交錯している。国交省では、変更案をもとに2月12日までパブコメを募集。こうした動きを受けて、2月13日、東京・上野区民館で「住生活基本計画(全国):国交省パブコメ徹底討論」(主催:日本住宅会議関東会議・住まいの貧困に取り組むネットワーク・国民の住まいを守る全国連絡会)が開催された。

 新たな住生活基本計画は、「今後10年の課題に対応するための政策」を示すものとして、「目標(1)結婚・出産を希望する若年世帯・子育て世帯が安心して暮らせる住生活の実現」、「目標(2)高齢者が自立して暮らすことができる住生活の実現」など八つの目標を掲げる。

 国民の住まいを守る全国連絡会代表幹事の坂庭國晴さんは、「変更案には多くの問題があるが、とりわけ目標(1)を『結婚・出産を希望する』とし、本文中で『希望出生率1・8の実現』とうたうことは大きな問題」とする。「希望出生率1・8の実現」は、アベノミクスの「新三本の矢」の目標に対応するものだが、「これでは戦時中の『産めよ増やせよ』の住宅政策と同じ」と批判した上で、「(住宅宅地)分科会で出ていた『安価(住居費負担の軽減)で居心地のよい空間としての住まいの実現』という重要な論点が、変更案にはまったく反映されていない。希望する住宅を選択・確保できる環境の整備をうたうなら、住宅費負担の軽減、すなわち“家賃補助策”が不可欠」と指摘する。

 この意見に対して、多くの参加者から賛同の声が相次いだが、別の角度から現在の住宅政策の問題点を語ったのは、中小建設業制度改善協議会会長の星野輝夫さん。住まいのつくり手の立場から集会に参加した星野さんは「いま、つくり手の存続自体が危機です。現在、建設就業者は500万人程度ですが、高齢労働者の定年や若手労働者の入職減で、今後10年間に約130万人が不足するとされています。かつての3K(危険、きつい、汚い)職場の要素はなくなりつつありますが、問題は、低賃金、長時間労働、社会保険なしといった悪い労働条件です」と、人手不足解消に向け、労働条件改善の必要性を訴えた。

【空き家の「準公営化」を】

 一方、住まいの貧困に取り組むネットワークのメンバーで、この日の集会に参加できなかったNPO法人・自立生活サポートセンター・もやい理事の稲葉剛さんは、変更案について、「『希望出生率1・8の実現』は、個人のライフスタイルへの干渉になりかねず、不適切。『三世代同居・近居の促進』も削除すべき」としつつも、今回、「空き家の活用」目標(6)が明記されたことに注目する。

「私たち『住まいの貧困』に取り組むNPO関係者や研究者は、増加の一途をたどっている全国の空き家について、住宅の確保に苦しむ低所得者への居住支援に活用できないかと、これまで、様々な形で提言活動を行なってきましたから、変更案において空き家の活用が明記されることは重要です」

 ただし、「空き家の活用」において、ポイントとなるのは、これを「準公営住宅」に位置づけることだとも強調する稲葉さん。低所得や高齢、ひとり親など、住宅確保に苦しむ人々の多くが、安価で利用しやすい公営住宅への入居を希望するが、競争率や条件などの壁があって、なかなか入居できないのが現実だ。それだけに「一定の基準を満たす空き家を『準公営住宅』として位置づけることを計画に明記すること。また、『準公営住宅』の対象は、子育て世帯や高齢者だけでなく、若年単身者なども含めた低所得者全般とすることが必要です」と語る。

 今後、国交省は、答申を経て、3月中に閣議決定をしたいとしている。「住まいの貧困」克服への有効な一歩が踏み出せるのかどうかが注目される。

(山村清二・編集部、2月26日号)

 

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コメント
 
1. 2016年3月11日 17:27:21 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[1022]

>「(住宅宅地)分科会で出ていた『安価(住居費負担の軽減)で居心地のよい空間としての住まいの実現』という重要な論点が、変更案にはまったく反映されていない。希望する住宅を選択・確保できる環境の整備をうたうなら、住宅費負担の軽減、すなわち“家賃補助策”が不可欠」と

単なるバラマキは家賃高騰を招くだけで無意味

ただし高齢者が持ち家を、子育て世帯にシェアハウス化した場合など、

効率的な住み方に対して補助金を出すのは悪くない


2. 2016年3月11日 18:26:49 : v1gbxz7HNs : Ay@h0DQyQEc[954]
雇用促進住宅というのがあるくらいだから、子作り促進住宅というのを作ったらいい。生んだら入居できる住宅。

3. 2016年3月11日 18:30:00 : 0KcWjgWi7k : v7EC7QVSj7Y[2]
居住実態のない空き家の固定資産剤をぐっと上げればよい。空き家なんて負の遺産で近所や自治体に大きなコストや迷惑をかけているんだから。

そうすれば、みんな空き家を手放して市場に出てくるか、改造して賃貸にするだろう。

いずれにしても、国のカネなど使わなくても、安価な住宅が出てくることになる。



4. 無段活用[1360] lrOSaYqIl3A 2016年3月11日 18:48:35 : uZkrjY3kFE : QYeTFkzO0b0[41]

「希望出生率」という言葉に賛否はあるだろうが、

>出生率1・8の実現

という数値目標が出来たのだから、あとはその阻害要因をリストアップして上から潰す
だけだろう。

やればいつかは実現する。やらなければいつまでも実現しない。それだけのことなのだ
が。


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