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鴻海のゴウ会長(左)は旧経営陣を嫌っている(C)日刊ゲンダイ
泥舟脱出で悠々自適 シャープ歴代社長の再就職先と巨額収入
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176981
2016年3月11日 日刊ゲンダイ
泥舟シャープの再建に踏み切る鴻海精密工業のテリー・ゴウ会長(65)が、週刊東洋経済のインタビューでこう批判した相手がいる。
「過去のシャープの経営陣は利益を生んで(社員に)還元するという責任を全うしなかった。にもかかわらず生涯勤め上げ、役員報酬や退職金をしっかりもらっています。これは企業体質の問題にほかなりません。そして今回の危機も、この企業体質に端を発する問題なのです」
ゴウ会長が蛇蝎のごとく嫌った歴代経営陣とは、町田勝彦、片山幹雄、奥田隆司の3氏とされる。
「会長は特に自ら鴻海との提携交渉を提案してきた町田氏と、そのイエスマンの片山氏には思うところがあるようです」(経済誌記者)
では、この2人は経営者だった当時、どれくらいの役員報酬を受け取っていたのか? 10年度の役員報酬を見ると、会長の町田氏は1億1000万円、社長の片山氏は1億300万円。ところが、同社は12年度決算で2064億円の巨額赤字を記録。2人は揃って泥舟から脱出していったが、その沈みゆくタイタニック号の中で、船長は救助後の再就職先だけはしっかり確保していた。
■社員は大量リストラなのに…
まず、町田氏だ。08年から「積水ハウス」の取締役に就任し、14年まで務めている。同社の役員報酬を単純に役員数で割ると、1人当たりの報酬は7000万円となる。町田氏はこれと並行して「塩野義製薬」の社外取締役も12年から続けている(現職)。昨年は11回の会議出席で1200万円の報酬だった。
「町田氏はシャープ中興の祖の佐伯旭氏の娘婿。社長交代時に、潔くすべての役職から退くという歴代社長の不文律を破って会長に就任しました。吉永小百合の熱烈なファンで、CMに起用したのもこの人です」(同社関係者)
片山氏はどうか。07年に49歳という若さで社長に就任。東大卒の端正な顔立ちから、社内外からは「プリンス」と呼ばれる。しかし、シャープの経営が傾くと、13年に会長を退任。14年から「日本電産」の顧問に就任した。そして現在、その移籍先で代表取締役副会長まで出世している。
「日本電産の役員報酬は業績連動型で、5000万円程度とされます。また、インド日本電産会長、日本電産テクノモータ会長も兼務しています」(前出の記者)
増収増益の日本電産では、なぜか“経営手腕”を発揮しているようだ。
シャープは昨年、約3200人の従業員のクビを切った。これから先の不安で眠れない社員たちに、元経営者たちは何を思うのだろうか。
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