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地銀が震える金融庁森長官の“恐怖政治”
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160311-00005957-sbunshun-bus_all
週刊文春 3月11日(金)7時1分配信
金融庁の森信親長官の剛腕への恐怖感が銀行業界の間で高まっている。日銀のマイナス金利導入で、経営基盤の弱い地銀に、再編圧力が強まると見られてきた最中の2月26日、地銀大手のふくおかフィナンシャルグループ(FG)と長崎県首位の十八銀行が経営統合で合意した。
「再編論者で知られる森氏の言動に、地銀首脳はピリピリしている」(地銀幹部)
そもそも森氏の地銀再編への熱意は、畑中龍太郎長官時代に検査局長として作成した“森ペーパー”に遡る。「金融機関の将来にわたる収益構造の分析について」と題され、地銀・第二地銀の計105行の収益力と人口動態がマトリックスで示されている。人口が減少し、収益力の低い地銀には再編を促す“査定表”だ。
こうしたプロファイリングと呼ばれる手法の原点は、森長官の経歴と無縁ではない。
「森氏は東京工業大学から東大教養学部に学士入学したいわゆる理系組。同期(昭和55年入省)の高橋洋一氏と仲がいいのも同じ理系で相通じるものがあるのだろう。東大法学部が幅を利かせる旧大蔵省では傍流だったが、1期先輩の故香川俊介前次官にかわいがられ、一癖ある森氏を庇護してくれたことで出世した」(金融庁関係者)
長官就任後は、幹部人事で業界を驚かせた。昨年夏に、地銀を所管する銀行第二課長に堀本善雄氏を起用。堀本氏は一度金融庁を退官し、米系コンサルタント会社に勤務したいわば出戻り。さらに、昨年11月には監督局に「地域金融企画室」を新設し、元広島銀行リスク統括部長の日下智晴氏を起用した。
「ともに民間銀行の弱点を知り尽くした人材配置。また、森長官は、親密な金融庁詰め記者から地銀のアングラ情報を吸い上げている」(前出・地銀幹部)
森氏の狙いは地銀再編だけではない。
「自分を引き上げてくれた畑中氏と同じ“3年長官”です。その場合、2期下で次期長官が有力視される遠藤俊英監督局長の目はなくなります」(前出・金融庁関係者)
遠藤氏は最近「長官になれないかもしれない」と周囲に漏らしているという。
“恐怖政治”で、金融行政が“木を見ず、森ばかり見る”にならないとよいが……。
<週刊文春2016年3月17日号『THIS WEEK 経済』より>
森岡 英樹(ジャーナリスト)
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