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空前の医学部ブームが(※イメージ)
最も高い大学は約5千万円! 低偏差値ほど高い医学部学費の法則とは?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160308-00000001-sasahi-soci
週刊朝日 2016年3月11日号より抜粋
2008年のリーマンショック以降、高収入を得られる手堅い職種として医師を目指す受験生が増え、空前の医学部ブームが始まった。昨年、高止まりになったとはいえ、まだまだ人気は堅調だ。
だが、ご存じのように、それほど学費が高くない国公立大医学部入学には相当の学力が必要だ。私大に目を向けても、やはり難関の上、他学部に比べて学費が破格に高い。
私大医学部の6年間の平均授業料は約3300万円。なんと、国公立大の10倍近い。年間で500万円以上になる計算だが、これは国税庁が発表した14年の民間企業の平均給与額415万円を大幅に超える。
一口に私大医学部の学費といってもかなり幅がある。6年間の総額が最も安い順天堂大の2112万7800円に対し、最も高い川崎医科大は4716万5千円。両大の学費は倍以上違う。
学費に加え、諸会費や実習費がかかる場合もある。さらに、大学によっては寄付金も必要だ。1年次に全員が寮に入る順天堂大、昭和大、岩手医科大、川崎医科大では寮費もかかる。
興味深いのは、偏差値が上位の大学の学費は2千万円台のところが多いが、偏差値が低くなると学費が高くなる傾向があることだ。偏差値と学費は反比例の関係にあるのがわかる。
偏差値68の順天堂大が学費の値下げに踏み切ったのは08年。6年間の学費を約900万円も安くした結果、優秀な志願者が増え、結果として偏差値が上がった。駿台予備学校市谷校舎の竹内昇校舎長は説明する。
「首都圏の生徒が下宿して地方の国公立大医学部に通うよりも、自宅から首都圏の私大に通うほうが、費用が安くなることもあります。学費を下げたことが志願者増につながり、偏差値が大きくアップしました」
この順天堂大の事例以降、私大医学部の学費値下げが相次いだ。代々木ゼミナール入試情報部の加藤広行部長は語る。
「最近では13年に昭和大が6年間で450万円(一般合格者)、東邦大が600万円、14年に帝京大が1169万円、15年に東海大が254万円値下げしました。帝京大は大幅に値下げしたため、一般入試の志願者が前年より2967人も増加。定員107人に8334人が志願し、約78倍の倍率でした」
一方、偏差値と医師国家試験の合格率が連動するかといえば、そうではない。毎年、約800人もの医学生が医師国家試験で涙をのんでいる。最難関の東大でさえ、合格率が100%ではないことが多い。
そんななか、毎年、高い合格率を誇るのが自治医科大だ。100%の年もある。同大は地域医療に従事する医師を養成するために、都道府県が共同で設立した医大だ。学生はこう話す。
「みんな、都道府県の代表としての自覚、地域医療を担う医師になるという目標があります。全寮制なので寝食をともにし、切磋琢磨しながら熱心に勉強します」
熱意が高い合格率に表れているのだろう。
偏差値に比して合格率が高いのが兵庫医科大だ。鈴木敬一郎副学長は、合格率トップレベル校に名を連ねている理由について話す。
「6年生のカリキュラムは自主性を尊重する自由度の高いものです。そのために1・2年次から選択科目を選ばせて、自己管理能力をつけさせます」
さらに同大では、成績不振の学生に個別指導を実施。医師国家試験を控えた6年生のために自習室を24時間開放するなど、支援体制が整っているのが特徴だ。
「卒業試験で良問を出していることも、高い合格率に結びついているのだと思います」(鈴木副学長)
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