http://www.asyura2.com/16/hasan106/msg/216.html
Tweet |
逆襲に出た長男の宏之氏(C)日刊ゲンダイ
3・6また臨時株主総会…ロッテ“お家騒動”ますます炎上中
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176352
2016年3月2日 日刊ゲンダイ
経営権をめぐって創業家の兄弟が対立し、お家騒動を繰り広げているロッテホールディングスが3月6日に臨時株主総会を開く。昨年8月に続いて2回目だ。議案は長男の重光宏之前副会長(62)側が提出した株主提案で、次男の重光昭夫副会長(61)らの取締役解任などを求めている。
骨肉の争いは、日本グループを率いる宏之氏と韓国事業を担う昭夫氏が、創業者の父・重光武雄会長(94)の後継指名の奪い合いで始まった。当初、武雄氏を味方につけたのは昭夫氏だった。
「昭夫氏は武雄氏に対し、宏之氏が海外事業で大失敗した上、仲間を会社に引き入れて私物化していると告げ口した。真に受けた武雄氏が昭夫氏に後を譲り、昨年1月に宏之氏を解任。ハメられた格好の宏之氏は半年かけて武雄氏を説得して翻意させ、逆襲に出たのです」(ロッテ関係者)
7月に父親連れで東京本社に乗り込んだ宏之氏は、武雄氏以外の全取締役のクビを通告。ところが、逆に昭夫氏が武雄氏の代表権を外し、8月開催の臨時株主総会もまとめた。その上、韓国では12月に武雄氏に成年後見制度を適用するよう家裁に申請がされた。
「要するに武雄氏がボケ、判断能力ナシとのお墨付きを得ようとしているのです。申請したのは武雄氏の実妹。昭夫氏しか知りえない情報を挙げていることから、2人は手を組んでいるとみられています」(ロッテ関係者)
すると、今年2月に武雄氏はビデオメッセージを公開し、「長男の宏之が後継者になる」と明言。もうグチャグチャだ。
勝敗を左右するのは持ち株比率だ。宏之氏は約30%を保有。一方、経営権を握る昭夫氏は、27.8%を持つ従業員持ち株会をおさえ、友好的な株主を合わせると70%に達しているとされている。持ち株会を寝返らせたい宏之氏はロッテHDの上場と私財1000億円を投じて福利厚生基金設立をブチ上げ、昭夫氏の中核企業に位置付けられる菓子製造の日本のロッテを上場するとしている。
経済ジャーナリストの松崎隆司氏はこう言う。
「理系出身で製造業に思い入れのある宏之氏と、米コロンビア大でMBAを取得した昭夫氏。溝は埋まりそうにありません。大塚家具もそうでしたが、最近のクーデターは金融関係者と弁護士が組み、会社法をうまく利用して支配を深めるのがパターン。仕組み上は現経営陣が有利ですし、パージを恐れる従業員も付き従わざるを得ませんが、ゴタゴタ疲れでフラストレーションが爆発する可能性は捨てきれません」
決着はまた持ち越される可能性大だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民106掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。