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1万6000円台を割り込んだ日経平均株価を示すボード=10日午前、東京・八重洲
金融危機、ドイツ銀が新たな震源地? 「マイナス金利」で邦銀にダブルショック
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20160210/ecn1602101900007-n1.htm
2016.02.10 夕刊フジ
新たな金融危機の震源地はドイツなのか。同国最大手のドイツ銀行に信用不安が台頭し、金融株の暴落を招いた。「マイナス金利」で業績悪化懸念が出ている邦銀にとってはダブルショックとなる。単独では生き残れない地方銀行が続出するというのだ。
中国経済の失速に続く新たな深刻リスクがドイツで浮上した。ドイツ銀の株価は8日に9・5%急落し、9日も4・3%の大幅安。年初からの下落率は40%を超えた。
2015年12月期に68億ユーロ(約8800億円)の最終赤字を計上し、財務基盤の弱さが指摘される中、同行の債券について4月末に予定されている3億5000万ユーロの利払いができるか疑問視された。同銀は「約10億ユーロの支払い余力がある」との声明を発表したが、社債の債務不履行確率を示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の指数は昨年末から2倍以上となり、欧州債務危機以来、4年ぶりの高水準となっている。
「ドイツ銀が第2のリーマン・ブラザーズになるのでは」(市場筋)との懸念が広がるなか、不安は邦銀にも波及している。
とりわけ、日銀が1月末に当座預金の一部にマイナス金利を導入すると発表、今月9日には長期国債の利回りも一時マイナスに転じたことで、「地方銀行や第二地方銀行にとっては深刻な事態が生じている」と語るのは、元銀行マンで企業アドバイザーの津田倫男氏。
「国債の運用で収益が取れなくなってもすぐに売ったりはせず我慢するだろうが、マイナス金利が何カ月も続くと苦しくなってくる。これまで“安全安心”とばかりに国債中心で運用してきただけに、ハイリスクな投資をしてもうまくゆかない。かといって融資を増やそうとすると(不適切融資が問題化した)新銀行東京のリスクが頭をよぎる」と指摘する。
日銀のマイナス金利導入は、銀行が抱える資金を貸し出しに回すように促す施策でもあるが、ついてゆけずに脱落する地銀や第二地銀が続出するというのだ。
『大予想 銀行再編 地銀とメガバンクの明日』(平凡社新書)の著書がある津田氏は、「105行ある地銀と第二地銀は5〜10年で20〜30グループに再編されるとみているが、マイナス金利でお尻に火が付いた。金融庁主導で半年で3行か4行で再編が進んでもおかしくない」と話す。
16年は邦銀経営に激震が走る年となりそうだ。
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