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2月2日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落。日銀追加緩和後の急ピッチな株高の反動で、戻り売りが先行した。写真は都内で14日撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
日経平均は3日ぶり反落、戻り売り優勢 原油安など重しに
http://jp.reuters.com/article/nikkei-drop-idJPKCN0VB0CR
2016年 02月 2日 15:23 JST
[東京 2日 ロイター] -
東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落となった。日銀追加緩和後の急ピッチな株高の反動で、戻り売りが先行。その後いったんは前日終値近辺まで下げ渋る場面もあったが、外為市場ではドル/円JPY=EBSが弱含んで推移し、株価の重しとなった。米原油先物がアジア時間で下落したことも、投資家心理を冷やした。
日経平均は前日までの直近2営業日で800円を超す上げとなっていたほか、1月の米ISM製造業景気指数が4カ月連続で節目の50を割り込んだことでドル高/円安の進行が一服。東京市場では序盤から主力株が戻り待ちの売りに押された。
業種別指数では医薬品や電気・ガスなどディフェンシブ関連がしっかり。連日の大幅安となっていた銀行株はメガバンクの一角に押し目買いが入り、三菱UFJ(8306.T)やみずほ(8411.T)が反発した一方、地銀株を含め総じて売り圧力が継続した。不動産、ノンバンクなどマイナス金利メリットが意識されたセクターも、利益確定売りが出た。
中国・新興国景気の減速などを背景に、国内企業の業績予想の下方修正が相次いでおり、日本株の重しとなっている。「ドルが121─122円台でどどまるなら、来期の企業業績への円安効果は期待できない」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が聞かれたほか、米原油先物が一時30ドル台まで下落したことで、今晩の米国市場の展開に対する警戒感も生まれた。
個別銘柄ではEPSホールディングス(4282.T)が続伸。1日、自己保有株を除く発行済み株式総数の3.16%にあたる145万株、取得総額20億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視された。半面、NOK(7240.T)が大幅安。1日に発表した2016年3月期業績予想の下方修正を嫌気した。スマートフォン向け基板などの販売が減少する見通しという。
東証1部騰落数は、値上がり606銘柄に対し、値下がりが1246銘柄、変わらずが83銘柄だった。
日経平均.N225
終値 17750.68 -114.55
寄り付き 17716.52
安値/高値 17684.66─17864.70
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TOPIX.TOPX
終値 1452.04 -10.63
寄り付き 1449.01
安値/高値 1445.58─1461.88
東証出来高(万株) 277148
東証売買代金(億円) 29464.31
(長田善行)
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