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取り出し3工法、最適な道探る
福島第1原発1〜3号機の溶融燃料の取り出し工法を決める際の技術的なポイントは大きく2つある。まず溶融燃料を取り出す機器の投入口をどこにするか。そして格納容器を水で浸すかどうかだ。各号機で溶融燃料の位置や量は異なっており、最適な方法を選ぶ必要がある。
研究開発を率いる国際廃炉研究開発機構(IRID)が検討しているのが次の3つの工法だ。1つ目は、格納容器を水で満たし溶融燃料を圧力容器の上から取り出す方法だ。溶融燃料が圧力容器に多くとどまり、格納容器の損傷が少ない場合に有効な手段とされる。
2つ目は、格納容器に水を満たさずに空気中で作業する方法だ。溶融燃料は圧力容器の上から取り出す。燃料が圧力容器に多く残っているケースだ。3つ目は、空気中で作業するが燃料は横から取り出す。格納容器底部に燃料が多く落ちていれば、この方法を選ぶ。
1979年の米スリーマイル島原発事故では、溶融燃料は圧力容器内にとどまった。そのため圧力容器内を水で満たして取り出すことができた。ただ、福島第1原発1〜3号機の場合は圧力容器の底を突き破っている可能性が高く、全く同じ手法は使えない。
IRIDの桑原浩久開発計画部長は「圧力容器に溶融燃料がどれほど残っているかが工法選びの手掛かりとなる」と話す。しかし、格納容器内に水を満たした例はなく、空気中で作業すれば放射線をどう遮るかが課題になる。どの工法を選んでも難度は高い。
[日経新聞2月18日朝刊P.33]
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