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「ムルロアから愛をこめて Greetings from Mururoa」
フランステレビ France TV 監督 ラルビ・バンシア Larbi Benchiha (53分)
https://www.youtube.com/watch?v=M9tji34uZoQ
ポリネシアでフランスが行なった核実験の被ばく被害を追及したドキュメンタリーです。
1時間弱ですが、これから日本でどんなことが起きるか知るうえでも貴重な記録です。
ぜひご覧下さい。
以下、要約です。
* 1966年から96年までの間、フランスはムルロアとファンガタウファ環礁で、
46回の大気圏核実験を含む193回の核実験を行なった。
軍人、民間人をあわせて15万人の人々が参加。
* 核実験に参加した軍人、関係者が、がん、高血圧、流産、死産、不妊などに苦しんでいる。
20年以上してから発症する例もある。
* 地元住民にも深刻な健康被害が生じている。
* 彼らの子供や孫が先天的な障害を抱えている例も多い。
ぜんそく、うつ、慢性的な背中の痛みなどに悩んだり、何回も足の手術を受けた人もいる。
* 政府は放射能被ばくのリスクを知っていたのにもかかわらず、参加者には伝えなかった。
原子力主計局職員はモニタリングされ、きちんと防護対策が施されたが、軍から派遣された人たちは、
それよりは緩い防護対策、地元住民には全く危険が伝えられなかった。
*核実験で生成された放射性微粒子は、空気中に浮遊し呼吸や飲食で体内にはいりこむ。
あまり知られていないが、皮膚からも体内にはいる。
* ストロンチウムは骨に、ヨウ素は甲状腺に、セシウムは肝臓に蓄積される。
ストロンチウム汚染された魚を少しでも定期的に食べるると、骨に蓄積されて病気になる。
* 魚やヤシの実は食べるなと言われていたが、実験場近くでの水泳、水上スキー、
ダイビングなどは禁止されなかった。地元の人は何も知らされず何でも食べていた。
*核実験センターで働いていた人の子供や孫に、知能発達の遅れ、発育の遅れ、自閉症、
ダウン症などの障害が多い。
* 核兵器は生きている人間を殺すだけではない。
健康の異常が子孫に引き継がれていくことが大変深刻な問題。
* 高線量で被ばくが日常的に蓄積されれば、生殖細胞に変異が起こる可能性がある。
卵巣や精巣が影響を受けると遺伝子レベルで変異した卵子や精子がつくられる。
* 子孫が成育しない例が多い。致死遺伝子。変異が死をもたらす。
広島・長崎、チェルノブイリでは、死産が爆発的に増えた。
* 遺伝子変異が普通に生きられるレベルなら、成長して遺伝子変異は子孫へ受け継がれる。
変異の継承が止まることは決してない。
* 優性の場合は、片親からひとつ遺伝子変異を引き継ぐだけで子供に異常が出る。
劣性の場合は2つの遺伝子がともに変異を起こしていないと異常が起きない。
多くの変異は劣性遺伝子に起こり、第一世代には現われない。
見た目は普通だが劣性遺伝子変異のキャリアとなる。
同じキャリア同士が一緒になると初めて異変が表に出る。それは何世代も後かもしれない。
キャリアが世界から消えることはなく、多くの人に広まっていく。
人口が多くなるほど遺伝子異変は拡散する。
* 当時の資料は機密解除され、広大な地域が汚染されたことがわかっている。
しかしフランス政府は核実験の被ばく被害については、いまだに認めようとしない。
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