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(回答先: 日本の地震噴火が9世紀に集中しているのはなぜだろうか?」に対する疑問 投稿者 taked4700 日時 2017 年 3 月 25 日 15:19:36)
日本地震学会へ投稿をさせて頂いた記事の引用です。
[nfml:7713] 東大地震研究所のサイトにある記事の「次の関東地震まで少なくともあと130年はある」への疑問
東大地震研究所のサイトにある記事の「次の関東地震まで少なくともあと130年はあ
る」への疑問
東大地震研究所のサイトにある瀬野徹三名誉教授による記事「首都圏および東葛地域
の地震について」(
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/people/seno/abstracts/2012fureai.seminar.pdf
)に次のような記述があります。
(*以下引用開始:)
1.過去のM7級の地震は、M8級関東地震の前70年後10年の期間に起ってきた
(例外なし)。
2.次の関東地震まで少なくともあと130年はある。
3.しかもこれらのM7級地震はほとんどが50 km程度と深く、大被害はもたら
していない(1931年M7寄居付近地震と1855年M6.9安政江戸地震は例外で浅い。
前者は死者16人、後者は約1万人。これらは上の危険期間内に起こっている)。
4.したがって首都圏および東葛地域の地震は、むやみと恐れる必要はない。
5.上は経験則なので、大地震の可能性は低いとは言え、絶対に起こらない
と断定は出来ない。特に牛久付近の下50 kmくらいで、M6.4~7程度の地震が近
い将来起こる可能性は無きにしもあらずだが、震度はV止まりだろう。
6.地震の危険が迫っている時は、耐震に十分お金をかける必要がある。東
葛地域や首都圏は現在そこまでに至っていない。しかし万が一が心配で、経済
的に余裕がある方は耐震化や改築を考えればよいだろう。
(*以上引用終わり)
上の記述の中で、特に1.と2.が問題ではないのでしょうか。
>1.過去のM7級の地震は、M8級関東地震の前70年後10年の期間に起ってきた(例外
なし)。
というのは前提条件が付きます。江戸時代、またはせいぜい遡って鎌倉幕府の時代ま
でのことでしか言えず、2011年3月に、869年貞観地震と言うM9レベルの地震の再来が
あった現在、上のことが今後も例外なく続くかどうかはかなり不確定だからです。
>2.次の関東地震まで少なくともあと130年はある。
関東地震と言うのはM8級の地震を指していて、M7級の首都直下地震ではないようで
す。しかし、それでも、M8級の地震が今後100年以上発生がないと言うことはかなり
言い過ぎだと考えます。理由は、やはり、M9の311大地震が発生したからです。少
なくとも房総半島の外側に面する相模トラフでの活動はかなり活発化していて、それ
がM8規模の関東大震災になる可能性はかなり高いはずです。この地域、つまり、相模
トラフの内、房総半島の外側に位置する部分で、ストレスが解放されているという
データはあるのでしょうか?
今年の9月末には房総半島南東沖の三重会合点でのM4以上地震の群発も発生しまし
た。今はかなり収まっていますが、今朝から伊豆・小笠原海溝付近での震度を観測し
た地震が発生しだしていて、今後、また活動が再開される可能性は高いと思います。
M9レベルであった貞観地震の再来である2011年東北地方太平洋沖地震が発生した今、
以前の推定とはかなり異なった地震発生環境にあるということを少なくとも学会全体
として公的に認めて頂く必要があるのではと、自分の様な部外者は考えるのですが、
できないのでしょうか?
2016年11月8日 武田信弘
- [nfml:7714] 日本の歴史地震調査の空白期と原発建設 taked4700 2017/3/25 15:26:22
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