http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/352.html
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世界人口の3分の1、天の川見られず 「光害」が影響
ワシントン=小林哲2016年6月11日11時25分
欧州や中東、アフリカの光害の様子を比較した画像。赤や白の地域は天の川が見られないほど夜空が明るい。黒い地域が多いアフリカでは、自然のままの夜空が広がる(サイエンス・アドバンシズ提供)
世界の人口の8割以上が街の照明などで夜空が明るくなる「光害」の影響を受けており、約3分の1は「天の川」が肉眼で見られなくなっていることが欧米の研究チームの分析でわかった。米国民の約8割、日本では約7割が肉眼で見られず、最も深刻なシンガポールでは、ほぼ全土で夕方のように薄明るい夜が続き、自然の夜の暗さを感じなくなっているという。
米科学誌サイエンス・アドバンシズ(電子版)に論文が掲載された。研究チームは高解像度の衛星写真を分析し、各国の地域ごとに自然状態の夜空に対し、人工光による「光害」の深刻度を6段階に分類した。
その結果、天の川が見られない都市部などに住む人口は、世界全体の約3分の1。先進国の割合が高く、米国では約8割、欧州で約6割、日本でも約7割に達した。最も光害がひどいシンガポールでは、全土で人の目が暗いところに反応する「暗順応」が起きなくなるほどだという。
一方、アフリカ諸国では、人口の約6〜8割が自然のままの夜空の下で暮らしており、一部の大都市を除き、多くの地域で天の川が見られる状態だった。(ワシントン=小林哲)
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160611000840.html
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http://www.asahi.com/articles/ASJ6C366GJ6CUHBI00N.html
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