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手記「あの日」を出版し、HPも開設(C)日刊ゲンダイ
小保方さん “反論本”好調で気になる印税3600万円の使い道
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/180480
2016年5月4日 日刊ゲンダイ
沈黙を破った“リケジョの星”がゆっくりとだが、活動を再開している。
STAP細胞騒動を起こした理化学研究所元研究員の小保方晴子さん(32)が、発表から丸2年経った今年1月に手記「あの日」(講談社=1400円)を発売。初版5万部スタートで増刷を重ね、5刷り26万部を突破したという。
著書で関係者にハメられたと持論を展開した小保方さんにとっては反響が大きいに越したことはない。もちろん、お金もガッポリ。印税を左右するのは発行部数だ。著者の懐に入るのは、一般的に定価の10%。小保方さんはこの1冊で約3600万円を手にする計算だ。
3月には全文英語のHP「STAP HOPE PAGE」を開設。〈うつ病の治療中で精神的、身体的に万全ではない〉と訴えながらも、週1を超えるペースで更新し、体調好転をうかがわせる。まとまった金を手にして、いまどうしているのか。
小保方さんの代理人を務める三木秀夫弁護士は「個別の取材依頼はすべてお断りしています。取り次ぎもしていません」(三木秀夫法律事務所スタッフ)とニベもない。
「理研時代から職場に近い神戸市内の賃貸マンションに住んでいますが、最近見かけたという話は聞きません」(地元関係者)
■実家の表札文字は消えたまま
実家に戻ったのか。かつて商社マンの父親、研究者の母親、双子の姉2人と暮らしていた千葉県松戸市内の小保方家を訪ねると、表札はあるものの墨文字は消され、あらゆる窓に雨戸が引かれている。室内の様子はうかがい知れないが、玄関ポーチにはハイブリッド車が止められ、ドアホンは点灯している。呼び鈴を何度か鳴らすも、反応はない。
近所の住民がこう言う。
「小保方さん? まったく見かけないですよ。あのお宅はもともと近所付き合いに積極的じゃないし、静かに暮らしている印象ですが、騒動以降はますますヒッソリしています。時々、お父さんが出入りしていますが、それ以外のご家族は見ないですね」
印税収入は当面、隠遁生活に回すしかなさそうだが、一生雲隠れするには心もとない。
「ES細胞窃盗容疑の捜査は終了しましたが、指導に当たった理研の笹井芳樹副センター長を自殺に追い込み、共著者だった山梨大の若山照彦教授を敵に回した。研究者として復活するにしても雇うところがあるのかどうか」(教育関係者)
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