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小保方批判のバイブル本が、
ほとんど自社の本だけ受賞する
大宅壮一賞(運営:文藝春秋)の「捏造の科学者」ってどうなのよ?
大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipedia (より抜粋。一部修正)
大宅壮一の業績を記念して、各年のすぐれたノンフィクション作品を表彰する文学賞。
公益財団法人日本文学振興会が主催、
株式会社文藝春秋が運営する。
対象は、前年1月1日から12月31日までに発表されたもので、選考会は4月中旬。
作品は『文藝春秋』6月号に掲載される。
過去の受賞作としては、
賞が設立された1970年から2015年までの76の受賞作中、
文藝春秋から発行された作品が40作品と
文藝春秋から発行された作品が5割以上を占める。
Amazonレビューから
大宅賞ねらいのため(?)12月の理研調査委の結論が出る前に刊行を急いだ欠陥本
2015年4月16日多くの方が指摘されているとおり、12月の理研調査委の結論が出る前になぜ本書が出版(2014年12月30日発行)されたのか、ずっと不思議でした。
あとがきを見ると、日付は2014年11月14日とあります。
タイミングとしては長くてもあと1カ月前後待てば良かったのです。
そうすればより完璧なレポートとなり、満足のいくものになったはずです。
しかし、なぜか著者はそうしませんでした。
その謎がようやく解けた気がします。
本書は、本年4月7日に大宅壮一ノンフィクション賞(株式会社文藝春秋運営)を受賞していたんですね。
その大宅賞のノミネート対象は、前年1月1日から12月31日までに発表されたものとあります。
なるほど、調査委の結論を待たず、性急に刊行を急いだのはこのためだったのか・・・。
不思議といえば、もう1つ、著者は毎日新聞記者なのに、発行元はなぜか文藝春秋でした。
毎日新聞も出版部門を持っているのに、なぜ文藝春秋社から刊行したのでしょうか。
こちらも謎でした。
これらは大宅壮一ノンフィクション賞のためだったとすれば、すべて腑に落ちます(もちろん何の根拠もありませんが)。
それにしても、理研の調査委が最後の最後で「STAP細胞」は存在したという結論を出したら、「捏造の科学者」なんてタイトルまで付けて、著者も版元もどうしたのでしょうか。
実際はそうなりませんでしたが、そうなる可能性はゼロではなかったはずです。
見切り発車で発行したということは、著者あるいは版元と、理研調査委と、裏で話がついていたということでしょうか(こちらも真相はわかりませんが)。
大宅壮一賞:過去の受賞作[編集]
- 第1回(1970年)
- 第2回(1971年)
- 第3回(1972年)
- 第4回(1973年)
- 第5回(1974年)
- 第6回(1975年)
- 第7回(1976年)
- 深田祐介『新西洋事情』(新潮社)
- 第8回(1977年)
- 第9回(1978年)
- 伊佐千尋『逆転』(岩波書店)
- 第10回(1979年)
- 第11回(1980年)
- 第12回(1981年)
- 受賞者なし 該当作品なし
- 第13回(1982年)
- 第14回(1983年)
- 第15回(1984年)
- 第16回(1985年)
- 吉永みち子『気がつけば騎手の女房』(集英社)
- 第17回(1986年)
- 杉山隆男『メディアの興亡』(文藝春秋)
- 第18回(1987年)
- 第19回(1988年)
- 吉田司『下下戦記』(文藝春秋)
- 第20回(1989年)
- 石川好『ストロベリー・ロード』(文藝春秋)
- 中村紘子『チャイコフスキー・コンクール』(中央公論社)
- 第21回(1990年)
- 第22回(1991年)
- 家田荘子『私を抱いてそしてキスして』(文藝春秋)
- 井田真木子『プロレス少女伝説』(文藝春秋)
- 第23回(1992年)
- ドウス昌代『日本の陰謀』(文藝春秋)
- 第24回(1993年)
- 第25回(1994年)
- 第26回(1995年)
- 第27回(1996年)
- 第28回(1997年)
- 第29回(1998年)
- 第30回(1999年)
- 第31回(2000年)
- 第32回(2001年)
- 第33回(2002年)
- 米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店)
- 第34回(2003年)
- 第35回(2004年)
- 渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社)
- 第36回(2005年)
- 第37回(2006年)
- 奥野修司『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(文藝春秋)
- 梯久美子『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社)
- 第38回(2007年)
- 第39回(2008年)
- 第40回(2009年)
- 第41回(2010年)
- 上原善広『日本の路地を旅する』(文藝春秋)
- 川口有美子『逝かない身体―ALS的日常を生きる』(医学書院、ISBN 9784260010030)
- 第42回(2011年)
- 第43回(2012年)
- 森健『「つなみ」の子どもたち』『つなみ 被災地のこども80人の作文集』(文藝春秋)
- 増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)
- 第44回(2013年)
- 船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)
- 第45回(2014年)
- 第46回(2015年)
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