ちなみにプラティニもフィーゴも現役時代は、欧州最優秀プレーヤー賞を受賞した超スーパースターであり、引退後同協会での両氏の手腕は評価が高い。
プラッターは内堀も埋められたわけで、もし逮捕でもされればFIFAの利権の闇がどこまで広がっているのか全世界の地区サッカー協会と関係者は戦々恐々としていることだろう。
そこまでやるのかやらないのか。
サッカービジネスで潤ったのは間接的であれ直接的であれFIFAのみにあらず、Ｗ杯に並ぶ超優良コンテンツ(欧州選手権、チャンピオンズカップ)を持つUEFAだって同じでありけして白いといえるものでもないが、ことここに至ってはプラッターが詰まれたということだろう。

　スイス警察は27日、アメリカ司法局の要請を受け、FIFAの現職幹部を含む関係者複数を贈収賄容疑で逮捕。同連盟の副会長を務めるCONCACAF（北中米カリブ海サッカー連盟）会長のジェフリー・ウェブ氏もこれに含まれていた。同氏は暫定的に職務停止となっている。

　一部では会長選を延期すべきとの声も上がったが、FIFAは予定どおり実施の意向。USSF（アメリカサッカー連盟）会長で、FIFA理事のスニル・グラティ氏は28日、「この数年で、アリ王子をよく知るようになった」「良き統治と良きリーダーシップを得たいなら、良い決断をしなくてはならない」と語り、５期目を目指すゼップ・ブラッター会長ではなく、唯一の対抗馬であるアリ王子に投票すると語った。

　なお、アメリカは2026年Ｗ杯の開催を目指しているが、グラティ氏は「私にとっても、アメリカサッカーにとっても、CONCACAFとFIFAが誠実に運営されることの方が、Ｗ杯開催よりはるかに重要だ」とコメント。ブラッター会長の対立候補に投票することで立場が不利になるとしても、関係ないとした。

　そのほか、FFA（オーストラリアサッカー連盟）のフランク・ロウィー会長も、アリ王子に投票するとの意向を表明。以前からブラッター会長を支持しないとしてきたUEFA会長でFIFA副会長のミシェル・プラティニ氏は、UEFAに加盟する少なくとも45協会がアリ王子に票を投じるだろうと述べている。

　グラティ氏によれば、カナダサッカー協会会長もアリ王子を支持する意向。同氏は「明日は、数週間前の予想よりもずっと接戦になると思う」とコメントした。

　FIFA会長は、同連盟の加盟209団体が無記名投票で実施。選出には、１回目の投票で３分の２以上の票を集めるか、２回目の投票で過半数の票を得る必要がある。

　なお、JFA（日本サッカー協会）が所属するAFC（アジアサッカー連盟）は28日、ブラッター会長の支持を明らかにしている。（STATS-AP）

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