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4月3日のNHKスペシャルで、
内陸地震の原因は、最新地震の研究から
これまで1枚と思われていたプレートが、何枚にも、パズルピースのように別れて、「地盤の割れ目」でぶつかり合っているのが、原因ではないかのような番組が流れていたと思っていましたら、
番組で暗示したような、「地盤の割れ目」で熊本地震が発生してしまいましたが、それで、ちょっと、調べてみました。
次に危ないのは、どこだ!
熊本地震の原因は地盤の割れ目!?
Nスペの番組を一部紹介すると
2015年10月18日鳥取県でマグニチュード4.2の地震が発生。体に感じないものを含めると400回以上もの地震が、活断層も確認されていなかった地域で発生したという。
実はこの地震の原因こそが、山陰地方を横断する「地盤の割れ目」とのこと。
私が理解した限りで簡単に言うと、山陰地方にはGPSの計測から見ると、大地の動く方向が他と異なっている一体が帯状のあるのだが、そこに過去に記録された地震の震源を重ねて見ると、多くの地震が、その帯に並ぶように発生している「地盤の割れ目」が存在している。
そして山陰地方では、地盤の割れ目に歪みが蓄積されていて、今後も大きな地震が発生する可能性があるというのだ。
今までは西日本全体はユーラシアプレートに乗っている1枚の板と考えられて来ましたが。しかし同じユーラシアプレートと言っても、その動きはばらばらでパズルのピースのように幾つものブロックに分かれているという。
そのため、フィリピン海プレートが北へと動いてプレートとぶつかっている、日本が乗っているユーラシアプレートの動きを見てみると、東海・四国は北西に動いているにもかかわらず、九州地方は南に動いているのがわかる。
九州を分断する過去の地震が帯状に連なるオレンジ色の線が「地盤の割れ目」だ。
そして、この「地盤の割れ目」にそって今回の熊本地震が発生してるいるのがわかる。
この事実を発見した京都大学防災研究所の西村卓也准教授によると、「地盤の割れ目」に沿って、
「内陸地震のリスク、大きい地震がおこる可能性が高い」
「活断層がないから安全と思っていた場所でも、こういう地殻変動を通して見るとブロックの境界線が引かれる場所もあります。そういうところには注目してほしいというか、注意して欲しい」
と指摘している。
ここまでが、前置きですが。
さて、そこで、今回の熊本地震の前に発生していた過去の地震の震源を地図上に示すと以下の通り。熊本から大分に続く、地震の震源が、過去にも帯状にくっきりと現れているのがわかります。
そして、川内原発の北側、鹿児島県境近くのほぼ北緯32°度線上にも、鹿児島県北西部地震(M6.6、M6.4)が発生した、阿久根市沖から霧島連山に連なる、帯状の「地盤の割れ目」があるのもわかります。
過去のGPSの動きも以下の通り。
NHKの番組では地球上の絶対座標で見たGPS変動の変位しか番組では流れなかったので、どこで、GPSの動きが変わっているかがはっきりしませんでしたが、
大地の動きの違いが、どのように、ある地点の断層に、どれだけ影響を与えているかは、その地点での断層の周りの相対速度の違いが重要な訳ですから
(新幹線に乗ってる乗客同士の動きが、お互いどのように影響するかは、新幹線の外から観察するより、新幹線の中で観察するほうが理にかなっている訳で)
熊本を動かない基準点にして、近隣の大地がどのように動いているかを国土地理院さんのデータから見てみると以下の通り。
若干見づらいかもしれませんが、下の図を見ると、熊本の北と南の大地で、今回の右横連れ地震の呼応するように、熊本の断層添いに、大地が、東西方向に動きが逆に、内部圧力をかけ続けながら動いているのがわかります。
そして、同じく。九州のもう一つの「地盤の割れ目」、阿久根-霧島断層(と、断層マップに載ってないので、命名させて頂きましたが)を挟んで大地の動きが全く逆になっているのがわかります。
表示ベクトルの倍率を上げるとこの通り。
拡大すると、阿久根-霧島断層を挟んで、大地の動きが東西、全く逆に動いているのがわかります。奇しくも、その動きは鹿児島県北西部地震(M6.6、M6.4)の左横連れに呼応した、阿久根-霧島断層を挟んで、南側の大地から北側の動きを見ると、左へ、左へと西側に動いております。
川内原発も直ぐ側ですし、大丈夫でしょうか?
この辺の震源マップを拡大するとこの通り。
国土地理院さんのGPSを眺めてみたので、折角なので、他の地点も調べてみますとNスペにも紹介されてた山陰地方を横断する「地盤の割れ目」でも、大地の動きが逆になっている感じですね。
山陰地方の過去の震源とも一致しております。
こちらは、熊本から続いている中央構造線が通る、和歌山近辺。上の震源分布でも、ちょくちょく小さな地震が発生しておりますが、かなり複雑な動きをしております。
そして、最近「慶長の3連続大地震」で話題に上がります、慶長豊後地震、大分の後、慶長伏見地震が起きたと言われる、中央構造線界隈の、大津、伏見近辺。
こちらも、熊本のように、大地の動きが東西方向に逆に動いてますね。
そして、慶長伊予地震も襲った、伊方原発近辺。
北の大地は南下してるのに、南の大地は北上してるという、こちらの動きも、もちょっと、複雑ですね。
そして、関東大震災の震源域だった、横須賀近辺から房総南端軸を境にして、大地の動きが東西逆になっているようでね。
伊豆修善寺あたりも、こんな感じ。
個人的には、川内原発近辺が、危なそうな予感がするのですが、次はどこなのだろうか?
次に危ない地点はどこだ! 川内原発側、阿久根-霧島断層、和歌山、京都・伏見、伊方原発? - 気になるメモ メモφ(.. )
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