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かむ力が強いほど長生き?
70歳時のかむ力を測定、日本人男性対象の研究結果
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かむ力が強いほど長生き? PHOTO: GETTY IMAGES
By
ANN LUKITS
2016 年 8 月 9 日 18:43 JST
男性の70歳時のかむ力は、その男性がその後どのくらい長生きできるかの指標になる可能性がある――。英医学誌「Journal of Oral Rehabilitation」に掲載された論文がそう結論付けた。
この研究によると、かむ力が弱い男性が80代半ばに達する前に死亡するリスクは、かむ力が強い男性より84%高かった。歯の喪失や重度の歯周病といった要素を分析に加えても、この関連性に大きな変化はなかった。
同年代の女性に関しては、かむ力と生存期間との間に関連が認められなかった。
論文によると、かむ力の弱さが筋骨格系機能低下の兆候の1つかもしれず、それが最終的には身体の能力障害や死につながる可能性がある。ビタミン、ミネラルなど栄養の摂取不足も口腔(こうこう)衛生に影響を及ぼし、慢性疾患にかかりやすくなるという。
研究は日本で行われ、1927年に生まれた559人を対象にした。被験者は1998年、大規模な研究のために募集された。研究が始まったとき、被験者は歯科検診と健康診断を受けたほか、食事、かむ力や喫煙習慣などに関する個人情報を提供した。
かむ力(咬合=こうごう=力)は、左右の第1臼歯で咬合力計と呼ばれる器具を数秒かんでもらって最大値を測定した。被験者は、性別ごとに咬合力が「低い」「中程度」「高い」の3つの群に分けられた。咬合力の単位は「ニュートン」で、男性の平均は261ニュートン、女性は173ニュートンだった。
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その後13年にわたる追跡調査の間に、被験者男性の29%と女性の10%が死亡した。死亡した男性のうち、咬合力が低かった人の死亡率は37%、中程度は28%、高い人は22%だった。女性に関しては、各群の死亡数に統計的な差がほとんどみられなかった。これについて研究チームは、死亡した女性の数自体が比較的少なかったからかもしれないと指摘している。
なお、食事習慣や口腔衛生、筋骨格系機能に関する情報は入手できなかった。
論文のタイトル:「Maximum bite force at age 70 years predicts all-cause mortality during the following 13 years in Japanese men」(訳注:九州歯科大学の岩崎正則准教授らが執筆し、2016年8月号に掲載された)
http://jp.wsj.com/articles/SB11483107759614144642904582240844035906660?mod=wsj_nview_latest
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