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(回答先: 政府債務、削減の呪縛からの解放を=IMF論文 ギリシャがIMFに対し債務不履行となればどうなるか 投稿者 rei 日時 2015 年 6 月 03 日 14:40:26)
ギリシャ首相、ブリュッセルへ−債権者側が最終提案を説明へ
2015/06/03 17:05 JST
(ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相は3日にブリュッセルを訪れ、救済条件についての債権者側からの最終提案を受ける。同国のデフォルト(債務不履行)回避の選択肢は尽きつつある。
欧州と国際通貨基金(IMF)の指導者らによる1日夜のベルリンでの協議を経て、債権者側はギリシャに提示する新合意文書の内容について合意した。一方、チプラス首相はこれに先駆けて自国案を提出、ギリシャ案を議論の土台にすべきだと主張した。首相は3日に欧州委員会のユンケル委員長と会談する。
4カ月にわたって対立を続けてきたギリシャ救済交渉は時間切れが迫っている。債権者側は最後通告を行うまでには至っていないが、緊縮反対のチプラス政権は、選挙公約の一部を棚上げするか、ユーロ圏メンバーの地位を危うくするか選択を迫られることになりそうだ。
アテネ経済・経営大学のヨルゲ・パグラトス教授(欧州政治・経済)は「合意の必要性はあまりにも大きい。流動性逼迫(ひっぱく)があまりに長く続いている」と指摘。そうした不安が取り除かれる恩恵が最終的には妥協のコストを上回るだろうとの見方を示した。
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は、合意にはまだ程遠いと発言。ドイツ政府は7日から開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)前に合意が成立することに懐疑的だと、複数の当局者が匿名を条件に語った。
譲歩はどちら
ギリシャ側が提示した案について債権者側は、不十分で信頼性がないと考えていると、協議に関与している当局者1人が匿名を条件に述べた。また、債権者側の提案は救済融資実行に必要な政策に軸足を置くもので、現段階では債務減免のためのものではないという。
デイセルブルム議長はRTLテレビとのインタビューで、「経済条件を満たさなければ合意はない。われわれが譲歩するべきだとの考えがあるようだが、それは誤解だ」と語っていた。
メルケル独首相が率いる与党の有力議員ラルフ・ブリンクハウス氏は、交渉の状況について「ひどく混乱している」と述べた。
1日のベルリンでの会議には メルケル首相とラガルドIMF専務理事、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、フランスのオランド大統領、ユンケル欧州委員長が参加した。
チプラス首相は2日、「提案を行うのはギリシャだ」と言明。さらに同日の声明で、「過去5年のリセッションはギリシャ社会にとって厳しいものだった。過去の過ちを繰り返さず前進しなければならない。これが譲れないギリシャの立場だ」と強調した。
47ページ提案
首相はギリシャ案を説明するためブリュッセルに向かうと、ギリシャ政府の当局者が電子メールで記者団に伝えた。当局者が匿名を条件に語ったところでは、ユンケル委員長が首相をブリュッセルに招いた。
ギリシャ国営のアテネ通信社(ANA)によれば、ギリシャ政府は47ページから成る提案を債権者側に送った。同案で2015年のプライマリーバランスの黒字見通しを4月時点の国内総生産(GDP)比1.5%から0.8%に引き下げ、16年は1.5%としたという。
ギリシャは5日のIMFへの返済は可能だとしているものの、同日の支払い額は月内に4回やってくる計約16億ユーロ(約2210億円)の返済の中で最も少ない。月末には延長された現行救済プログラムも失効する。
テネオ・インテリジェンスのマネジングディレクター、ウォルファンゴ・ピコリ氏はリポートで、最新の動きは「国民投票や早期選挙、ひいては資本規制が導入される可能性を高める」との見方を示した。
原題:Tsipras Heads to Brussels to Hear Final Offer From Creditors (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Nikos Chrysoloras nchrysoloras@bloomberg.net;ベルリン Birgit Jennen bjennen1@bloomberg.net;アムステルダム Corina Ruhe cruhe@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Alan Crawford acrawford6@bloomberg.net Rodney Jefferson
更新日時: 2015/06/03 17:05 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPC2H96VDKHV01.html
欧州債の年初来リターンがマイナス-ECBは利回り上昇に直面
2015/06/03 16:51 JST
(ブルームバーグ):欧州債の年初来の投資リターンが今年初めてマイナスとなった。
ユーロ圏の5月のインフレ率がエコノミスト予想を上回るプラスとなったことを受けて欧州債相場は2日に急落。ブルームバーグ・ユーロ圏国債指数は年初来0.1%低下となった。4月15日には4.6%上昇だった。
欧州中央銀行(ECB)の政策決定を控えた3日、ドイツ国債は2012年以来の大幅安となった前日の流れを引き継いでいる。ロンドン時間午前8時10分現在の10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.72%。2日は17bp上昇した。4月17日には過去最低の0.049%だった。
BNPパリバのG10金利ストラテジー責任者、ローレンス・マトキン氏は、ECBの量的緩和が「最終的に奏功しインフレ期待と名目成長率が上がると市場が信じるなら、債券利回りの上昇は続くはずだ」とブルームバーグとのインタビューで述べた。
原題:Euro-Area Bonds Wipe Out 2015 Profit as ECB Confronts Volatility(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン David Goodman dgoodman28@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Dobson pdobson2@bloomberg.net Keith Jenkins, Todd White
更新日時: 2015/06/03 16:51 JST
http://www.bloomberg.co.jp/article/2015-06-03/aOzRziTDuQMw.html
ユーロが5月下旬来の安値圏、ギリシャ懸念後退−ドル124挟み
2015/06/03 16:29 JST
(ブルームバーグ):東京外国為替市場では、ユーロが対ドルで前日の海外市場で付けた5月下旬以来の高値付近で推移。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が後退し、独金利が上昇したことがユーロの支えとなった。一方、ドル・円相場は1ドル=124円を挟んだ展開となった。
3日午後4時28分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1143ドル前後。朝方は1.11ドル台半ばで小動きだったが、徐々に水準を切り上げ、午後には一時1.1190ドルを付けた。前日の海外市場では一時5月22日以来の水準となる1.1192ドルまでユーロ高・ドル安が進んでいた。
ドル・円相場は前日の東京市場で12年半ぶりとなる125円台を付けたが、海外時間には対ユーロでのドル売りが波及し、一時123円76銭まで反落。この日の東京市場でも124円25銭付近で上値を抑えられると、じり安となり、午後には123円79銭まで水準を切り下げる場面もあった。同時刻現在は124円05銭前後。
みずほ銀行国際為替部の加藤倫義参事役は、テクニカル的にもユーロはややサポートされた形になっており、足元、戻りは何でも売りというよりは「少し調整で様子を見なければならないかなという感じになっている」と指摘。目先、ユーロの調整モードがもう少し続いて、ユーロ・ドルが上がっていくとするならば、「ドル・円ももっと下がらなければならないんじゃないかという話になる」と語った。
加藤氏は、ドル・円については、125円台を付けた後で、123円台では押し目買い意欲も見られると指摘。一方で、「オシレーター系のチャート分析などをやっていると、ちょうどドル・円が調整的に5円ぐらい円高の方に動く前のシグナルが少し出てきている」とし、122円台半ばを下抜ければ120円程度までの調整もあり得ると話した。
ギリシャ
この日は欧州中央銀行(ECB)の政策委員会が開かれる。ブルームバーグのエコノミスト調査では政策金利は過去最低の0.05%に据え置かれる見通し。会合後のドラギ総裁の会見では、量的緩和策とギリシャに関する発言が主な焦点となる可能性が高い。
ギリシャのチプラス首相は2日、状況打開に向けた新提案を債権者側に提出したことを明らかにした。債権者側の当局者らも、ギリシャのデフォルトを回避するため同国に示す最終案について合意したと関係者が述べている。
前日の欧州債市場ではドイツ10年債利回り が約3年ぶりの大幅上昇。同日発表されたユーロ圏の5月の消費者物価(CPI)速報値が前年同月比0.3%上昇と6カ月ぶりにプラスとなり、市場予想も上回ったことから、デフレ懸念が後退した。
あおぞら銀行市場商品部の諸我晃部長は、ECB会合では「夏場まで国債買い入れを増やすなどハト派的な内容」を予想しているが、ユーロ圏のインフレ率やギリシャ協議に対する楽観的観測から「ユーロは下げづらい感じ」と指摘。「デフレが止まり、CPIが上昇しているので、ユーロを売りづらくなっている」と話した。
ユーロ・円相場は前日の海外時間に一時1ユーロ=138円87銭と1月14日以来の水準までユーロ買い・円売りが進行。この日の東京市場でも一時138円63銭を付けた。同時刻現在は138円21銭前後。
米指標
一方、米国では週末発表の雇用統計の前哨戦となる5月のADP雇用統計や米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数、4月の貿易収支が発表される。
2日発表された3月の米製造業受注は前月比0.4%減と市場予想(同0.1%減)を下回った。
三菱東京UFJ銀行の野本尚宏調査役(ニューヨーク在勤)は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内利上げに言及して以降、多少指標が弱くても、「みんな目をつむってドルを買ってきている」と指摘。「もういいところにきているのではないか。ドル買いはドル買いだと思うが、次の材料待ちだと思う」と話した。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 小宮弘子 hkomiya1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 青木 勝, 崎浜秀磨
更新日時: 2015/06/03 16:29 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPCAQF6JIJV501.html
みずほにとっては「宝の山」の米債券市場、北米勢には逆風も
2015/06/03 07:18 JST
(ブルームバーグ):世界中で債券利回りが下がり続ける中で、日本の銀行には米国が宝の山のように見えてきた。
例えばみずほ フィナンシャルグループは、米国のクレジット事業を急速に拡大させている。米国みずほ証券の債券責任者、ジェリー・リッツィエーリ氏によれば、同社は4月以降に社債オリジネーションチームを約2倍に拡大した。融資担保証券(CLO)グループも過去1年に増員したという。
理由は簡単だ。当局の利上げ前に低金利で借りてしまおうと企業が債券発行を急いでいる米国では、数十億ドルの収益機会がある。起債ラッシュは通常トレーディングも活気づかせる。国債利回りがマイナスになっている日本より米国の方が魅力がある。
「米市場は何年にもわたりオリジネーションの中心だった。まだ相当の収益拡大余地がある」とリッツィエーリ氏は述べた。
みずほは今年、360億ドル(約4兆4700億円)余りの北米ローン資産を英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS )から買い取った。リッツィエーリ氏によれば、この取引に伴い40人ほどの人員もRBSから受け入れた。
社債引き受けランキング
もちろん、米銀行業界では全てがバラ色というわけではない。他の銀行から出てくる暗いニュースを聞けば逃げ出したくなるかもしれない。
カナディアン・インペリア ル・バンク・オブ・コマース(CIBC )は米国のクレジット事業から撤退すると事情に詳しい関係者が先月明らかにした。また、別の関係者が先週述べたところによれば、米JPモルガン ・チェースは向こう1年で数千人を削減する計画だ。バンク・オブ・アメリカ(BOA )のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は5月27日に、市場部門でコストを削減する方針を示した。
それでも、最高格付けの債券の利回りが日本よりも2.9ポイントも高い米国は、日本の銀行には良いところに見える。
ブルームバーグのデータによれば、米国では今年、投資適格級の社債6705億ドル相当が起債され、引き受け金融機関の手数料は33億ドルと概算される。みずほと三菱UFJ フィナンシャル・グループ、三井住友 フィナンシャルグループはいずれもここ数年で社債引き受けのシェアを伸ばしてきた。
ブルームバーグのデータによれば、みずほは今年米国での社債引き受けで12位と昨年の15位から順位を上げている。ランキングには自社の案件は含まない。三菱は昨年から1位順位を上げ13位。三井住友は20位と14年の23位から上昇した。
日本の銀行は他の銀行が撤退する中でも、米債券市場で引き受けとトレーディングの両方で利益を拡大させる余地が大きいと考えている。
原題:One Bank’s Trash Becomes Mizuho’s Treasure in U.S. Debt Markets(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Lisa Abramowicz labramowicz@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Caroline Salas Gage csalas1@bloomberg.net David Papadopoulos
更新日時: 2015/06/03 07:18 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPBQGX6JIJUR01.html
- ECB、主要政策金利を据え置き ドル先高観、次はユーロ売り再燃か イタリア失業率12.4%予想超える改善 rei 2015/6/03 22:06:56
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