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印の鉄鋼消費、前年比7〜8%増 安価な輸入品増、政府苦慮 16年予測
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160105-00000013-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2016/1/6 08:15
インドは、鉄鋼需要が拡大している。格付け世界大手フィッチ・レーティングスは、今年のインドの鉄鋼消費量を前年比7〜8%増と予測する。同国政府がインフラ整備を加速していることが主な要因だ。一方で、中国や日本などから安価な輸入鋼材の流入が続いており、政府は対応に苦慮している。現地紙ビジネス・スタンダードなどが報じた。
フィッチは、インド政府が全国民への住宅供給計画や交通インフラ整備などを推進していることから、昨年に引き続き、今年も同国は鉄鋼消費が伸びるとの見方だ。世界の主要鉄鋼生産6カ国のなかで、今年、鉄鋼消費が拡大すると予測されるのは世界3位のインドだけとみられている。
需要が拡大するなか、懸念されるのが中国や日本、韓国などからの鋼材輸入の急増だ。インド鉄鋼省傘下の調査機関によると、2014年度(14年4月〜15年3月)の鋼材輸入量は前年度比70%増の930万トン、15年4〜10月は伸び率がやや鈍ったものの、前年同期比42%増の668万トンとなり、15年度は1500万トンに達すると予測される。
製造コストを比較すると、中国や日本、韓国からの輸入鋼材は1トン当たり225〜240ドル(約2万6900〜2万8700円)に対し、インド国内で生産される鋼材は同350ドル。国内鉄鋼メーカーは高金利や原材料の調達コスト高などに悩まされ、業績も悪化している。
インド政府は昨年9月、国内鉄鋼メーカーを保護するため、一部の鉄鋼製品に対し緊急輸入制限措置(セーフガード)を発動した。さらに12月、鉄鋼省はセーフガードの対象製品を拡大する方針を示した。また、鉄鋼製品に対して最低輸入価格制度を導入することに加え、鋼材輸入をアジア各国から地理的に離れた西部グジャラート州ムンドラ港に限定することも検討されている。
国内鉄鋼メーカー各社はコスト削減に加え生産能力拡大に取り組むものの、安価な輸入鋼材の流入は止まらない見通しで、各社にとって厳しい局面が続くとみられている。(ニューデリー支局)
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