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サイト「アマゾン」より
アマゾン、「言う」「ボタン押す」だけで買い物完了…革命的装置発売で極限までラクに
http://biz-journal.jp/2015/12/post_13071.html
2015.12.28 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
12月21日付本連載記事『セブン&アイがアマゾンを超える日 真逆戦略で「不可能」を可能にする異次元的革命』で、アマゾンが小売りバリューチェーンの下流でもオムニチャネル戦略を進めていることを紹介したが、2015年に入り同社はバリューチェーン上流でも新たなガジェット(ITハードウェア)を開発して、オムニチャネルの戦略性を高めている。
商品やサービスを「知る」「調べる」「注文する」「買う」といった小売りバリューチェーンの上流(フロントエンド)においてアマゾンが新たにリリースしたガジェットは、「Dash Button(ダッシュ・ボタン)」「Dash(ダッシュ)」「Echo(エコー)」の3つである。
ダッシュ・ボタンは、製品ロゴが付いたプラスチック製の製品コントローラーで、装着ボタンを押せばWi-Fi経由でアマゾンへの注文が完了し、製品が顧客に2日以内に届くシステムである。ゴミ袋やトイレットペーパー、洗剤、ウェットタオルなどよく利用する日用品を対象にして、すでに十数種類のダッシュ・ボタンがリリースされている。ボタン後部には接着面が付いているため、顧客はダッシュ・ボタンを冷蔵庫や洗濯機などの家電製品に貼り付けて利用することができる。
このダッシュ・ボタンという新たなチャネルを経由すれば、顧客の購買行動が、ストレスなくシームレスに進められるというわけである。
ダッシュもまた、注文手順の簡素化を目指したガジェットであるが、その対象は「Amazon Fresh(アマゾン・フレッシュ)」の注文に限られる。食料雑貨を購入するためのリモコンであるダッシュの大きな特徴は、品名を言うか、バーコードを読み取るだけで、買い物リストを自動的に作成してくれる点にある。
食料雑貨も定期的に注文する頻度の高い品目であることから、こうした機能を備えたダッシュは新たな注文チャネルとして、顧客の購買行動にさらなる便益を生み出すものとなる。
■エコー
このように、ダッシュ・ボタンやダッシュが、フロントエンドの中で特に注文チャネルの拡充を図ったものであるのに対して、エコーはフロントエンド全体を視野に入れたシステム端末である。
エコーは、円柱の筒のような形状をした人工知能スピーカーで、音声認識により顧客のさまざまな問いかけに答えてくれる。基本的には、SiriやGoogle Nowと同じインテリジェント・パーソナル・アシスタントであるが、両者との決定機な違いは、エコーがインテリアのように家に置いてファミリーアシスタントとして使うために開発されている点にある。
つまり、据え置き型であるためハンズフリーでの利用が可能となり、常時接続や常時待ち受けを実現していることから、日常生活の中で自然なコミュニケーションが実現できるというわけである。
エコーはネット検索をはじめとして日用品の注文に至るまで、商品やサービスを「知る」「調べる」「注文する」「買う」といったフロントエンドの一連の行動をアシストしてくれることから、顧客の購買行動の新たなチャネルとして期待されている。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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