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(回答先: イスラム国は、宣伝文書やビデオのなかでしばしばサイクス・ピコ協定を破棄することを強調/保坂修司 投稿者 仁王像 日時 2014 年 10 月 17 日 20:06:42)
いろいろ調べると、サイクス・ピコという下地があって、その上にバルフォアが追加されたことがイスラエルの建国につながったと考えられる。逆に言えば、ピコがあってもバルフォアが追加されなければ、イスラエルの建国はなかったと大雑把に言えるのではないかと思う。
だからイスラム国がイスラエルと叩き潰して地中海に沈めたければ、バルフォア宣言の否定を掲げるべきであろう。ならば、イスラエルに戦争を仕掛けるという大義や太いスジが通る。ピコ体制の破壊のみでイスラエル攻撃というのは、スジが通らない、あるいは説得力がない。
しかし、バルフォア宣言の否定まで歩を進めるかどうかはイスラム国が決めることで、部外者があれこれ注文をつけることではないし、すべきことでもない。イスラム国がピコ体制の破壊にとどめて、バルフォア否定まで踏み込まないのは、すでに国際政治部門に軍師が誕生しているのかもしれない。
こう考えると、イスラム国がイスラエル攻撃を宣言しないのはおかしいとする議論が、非常におかしいことになる。彼らはイスラム国を本気でイスラエルにけし掛けたいと考えているのだろうか。その行く突く先はどうなるのか。世界大戦へのキナ臭さも臭ってくる。
そうではあるまい。彼らが論証したいのは、イスラム国がイスラエル攻撃を宣言しないのは、米国とイスラエルの傀儡だからだ、と言いたいがため、こんな無理スジの言いがかりをつけて大騒ぎしているのだ。無茶苦茶なリクツである。
- チェチェンや新疆ウィグル地域に「イスラム国」を輸出したい動機はある。それを実現する方法論は、まず工作者集団を送り込むこと 仁王像 2014/10/22 20:07:36
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