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産経新聞 10月17日(金)7時55分配信
小渕優子経済産業相は16日、自身が関係する政治団体の不透明な収支の釈明に追われた。詳細は「確認中」と繰り返したが、公職選挙法違反の可能性について自ら言及。進退問題に発展する可能性もあり、「女性の活躍」を掲げる安倍晋三政権に大きな痛手となりかねない。(村上智博)
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◆第1次内閣でも
「週刊誌に私の記事が出ます。ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」
政治資金問題を取り上げた週刊新潮が発売される前日の15日。小渕氏は所属する自民党額賀派(平成研究会)の額賀福志郎会長や党幹部に相次いで電話をしてわびた。額賀派は16日の派閥総会で小渕氏を支えていくことを確認したが、同派幹部は記者団に「まさかと思った。小渕氏を信じるしかない」と力なく語った。
小渕氏自身、対応に苦慮しているのが実情だ。16日の参院経済産業委員会では、支持者向けの観劇会の2千万円以上の差額以外にも疑惑が噴出した。
民主党の安井美沙子氏は、小渕氏の政治資金管理団体が本来事務所の維持に充てる「事務所費」や政治活動に使う「組織活動費」として、著名デザイナーのブランド品、ベビー用品、ネギなどに支出していると指摘。小渕氏は「今の段階で確認できていない」と繰り返した。
小渕氏は将来の首相候補とされ、第2次安倍改造内閣の目玉人事だった。父・小渕恵三元首相が平成12年の主要国首脳会議(サミット)の開催地に決めた沖縄県の知事選が30日に告示され、来年春は統一地方選がある。自民党には「選挙の看板娘」の役回りを期待する声もあった。
政府高官は「ちゃんと調べることが大事だ」とし、当面は静観する構えだ。しかし、疑惑を長く引きずれば、首相の政権運営に影響を与えるのは必至。第1次安倍内閣では、同様の疑惑で閣僚の辞任が相次いだ苦い経験もある。
石破茂地方創生担当相は16日、所属する無派閥連絡会の会合で、「世論が納得する対応をとらないと、かつての自民党みたいになる」と述べ、小渕氏が説明責任を果たすよう促した。菅義偉(すが・よしひで)官房長官も16日の記者会見で「調査にそれほど長く時間がかかることはないだろう」と述べ、小渕氏による調査が早急に行われるとの見通しを示した。
◆野党の標的続々
小渕氏にとどまらず、今国会では、松島みどり法相のうちわ配布や江渡聡徳(えと・あきのり)防衛相の政治資金問題などが野党の標的となっている。
民主党や維新の党は16日も参院の各委員会で松島、江渡両氏を追及。共産党は参院農林水産委員会で西川公也農水相が和牛預託商法事件で経営者が1審で有罪判決を受けた「安愚楽牧場」から5年間で計125万円の献金を受けたなどと追及。西川氏は「全額返金した」とかわしたが、野党の追及はとどまるところを知らない。
改造前の内閣はスキャンダルと無縁で、閣僚が一人も交代せずに戦後最長の617日間続いた。9月の改造前、ある閣僚は「安泰な内閣を改造する必要はない」と語っていたが、懸念は現実になりつつある。
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