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石原環境相は反省ゼロ “漏らした記者が悪い”のぶったまげ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151156
2014年6月19日 日刊ゲンダイ
やっと撤回(19日、参院環境委員会)/(C)日刊ゲンダイ
石原伸晃環境相の「最後は金目でしょ」発言にはア然としたが、本人も自民党もまったく反省していない。
石原は17日の閣議後会見で、「私の品を欠く発言で不快な思いをされた方におわびしたい」と陳謝。ただ、「正式な会見ではないから、撤回とかそういう話ではない」と言い、19日の参院環境委員会で野党に追及されるまで発言の撤回はしなかった。
「要するに、正式な会見ではないオフレコの発言を勝手に流されたと立腹しているのです」(自民党関係者)
漏らした記者が悪いと言いたいようだが、こんな発言、オフレコでも許されるものではないだろう。それに、発言当時の状況は、いわゆる「ぶら下がり取材」で、オフレコではない。菅官房長官と会っていた石原が官邸から出る時、記者が囲んで話を聞いた際に飛び出した。
「“さし”ではないし、ICレコーダーも回っていたから“オン”ですよ」(大手紙の官邸記者)
■佐藤国対委員長はマスコミ批判
もっとも、「オンだからOK」という大マスコミの発想にも違和感がある。たとえオフだろうが、問題発言と思えば報道する。そういう姿勢がないから、政治家にナメられるのだ。
自民党の佐藤勉国対委員長は17日、伸晃発言の報道について、「いじめのような話だ」「オフレコなんてのはないんだな」「信頼関係がないってことだ。われわれも気をつけないと」などと言っていた。ちなみに、これも“オフレコ発言”である。裏で記者に「オフレコ発言は報道するな」とドーカツしたようなものだ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「政治家と政治記者がいかになれ合っているかの表れです。政治家は発言に責任を持たなければいけないし、普段からオフレコの放言を許している記者も緊張感が足りない。今回の発言でいえば、伸晃氏の軽率さも問題ですが、<最後は金で解決する>という緩んだ空気が政府内にあったのも事実。政府全体の福島に対する“上から目線”が露呈したのです。それを記者に責任転嫁するのは筋違いも甚だしい。こういうところにも政権のおごりが見えます」
野党は衆院に石原の不信任決議案、参院に問責決議案を提出する構えだが、与党の多数で否決されるのは確実。そうこうするうち国会は閉じ、誰ひとり責任を取ることなく、安倍政権はますますツケ上がっていく。
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