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薬剤師のサラ・バークさん(C)AP
ニューヨークからお届けします 最大でWHO基準の158倍も 米国「処方薬」に仰天の価格差
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/179866
2016年4月21日 日刊ゲンダイ
アメリカの処方薬の販売価格をチェックし、国際基準と比較した調査結果が専門誌に初めて発表されました。それによれば、ジェネリックを含む処方薬の価格の中央値は、WHOが定める国際基準の38〜158倍。それ以外の薬は11〜21倍と、驚くほどの差がありました。
調査を行ったのは、ボストン大学のリチャード・レイング教授。高コレステロール、高血圧、うつ病などWHOが現代の医療に最も重要と定めた50種類の治療薬を対象に、ボストン市内の独立系の薬局、ドラッグストア・チェーン、さらに薬局を持つ大型量販店での販売価格を調べました。
レイング教授は「保険があるので実際に定価を支払っている患者は非常に少ない」としながらも、「それにしても高過ぎる。WHOはアメリカにおける薬価の目標値を国際基準の4倍としているが、大幅に上回っている」とコメント。調査したのはボストンですが、大都市はほぼ同じ状況と推測されるとのことです。
さらに、販売店により価格が大きく異なることも明らかになりました。最も安いのは独自の販売プログラムを持つスーパーマーケットの「ウォルマート」とディスカウントストアの「ターゲット」で、国際基準の4.4倍。しかし、販売プログラムによっては扱う薬の種類は限られていました。
一方、メーカー処方薬の値段はチェーン店で国際基準の180倍、独立系が188倍と、チェーン店の方が割安。しかし、ジェネリックになると、チェーン店で39倍、独立系で31倍と逆の結果でした。レイング教授は「少しでも安く買うために、複数の店をマメにチェックした方がいい」と呼びかけています。
薬の価格問題は大統領選の争点のひとつにもなっており、今後もこうした報告が出されることが予想されます。
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