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即物的ないろいろな”手”の話ばっかし。「生きていく」ってことについて、万物の霊長として成長すていくっていう視点が根本的になかったな。
例えば、こんな記述がある。若者がくつろぐコーヒー店に入ると、冷ややかな視線を感じた。それが””嫌老感”だと。それを踏まえて『嫌老社会を超えて』って本を書いたど。嫌われる勇気を持っててんだが、何か開き直っただけのようでストンと来ん。
そうじゃなかんべー。「美しく老い」なくてもええ、若者に魅力的な人物に写る人間になるべく日々の”生”の質が問われるべきでねえかえ。人間は顔だけでねく、身体つきや所作からも一瞥すただけで人柄を直観でける。
十年以上付き合っているっていう帯津良一先生は、60代から急に女性にもて始めたって言うでねえか。こん時期、帯津先生の何かが「吹っ切れ」たのかもしんねえ。五木先生も『青春の門』なかで、「人間は吹っ切れなきゃあかん」って登場人物の一人に言わせておった。
これじゃて。人間一つの道でも何でももええが、質の伴った生を精進し続けて行けば自然に若者にも女性にももてる人間になるんでないかえ。別にそれを目的とするんでねえ。真っ当な人の道を歩んでいればそうなるってこと。そんな人間観を持ちてえもんだ。
そうならんかったとすれば、歩み方がどこかで間違っておっって、「嫌われる勇気を持とう」なんて本末転倒ってことにもなる。
霊長類の頂点に立つ人間は単に動物としての生を真っ当すれば事足れりってもんじゃなかんべえ、俗に言っても「徳」を積むってのがある。犬猫ライオンが徳を積んだなんて聞いたことねえ。
若者から冷たい目で見られるんは、一瞥して徳のねえ人間と見抜かれたんでねえかえ。それを”嫌われる勇気”なんてねえー。名の知れた小説家の言う事かえ。
ちっとも有難味を感じん本じゃったな。
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