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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
「ダメな奴」は厳禁 “ほどほどクン”の心を折らない叱り方
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151681
2014年7月8日 日刊ゲンダイ
新入社員の“総草食化”か。日本生産性本部が先日発表した新社会人の意識調査で、「人並みに働けば十分」と答えた新入社員が約53%(前年比4ポイント増)と過半数を占めた。過去最高水準なんだとか。一方、「人並み以上に」は40%で、3ポイントも下がっている。
そんな“ほどほどクン”たちをどう扱うか。大企業なら管理職研修で教えてもらえるが、中小はそうもいかない。叱っていいのか迷ってしまうが、上司が腫れ物に触るような態度では、いつまで経っても育たない。
叱るのはいいが、コツがある。一橋大特任教授の西山昭彦氏(経営学)が言う。
「大勢の前で叱るのは禁物で、人目につかない場所で。そしてミスだけを指摘し、人格を否定してはいけません」
たとえば新人が遅刻したとする。「仕事もできないくせに」「ダメなやつだ」はダメ。心が折れてしまう危険がある。
「遅刻は遅刻として指摘し、<小さなミスで評価を下げるのはもったいないよね>などと言えばいいのです」(西山氏)
会議中に足を組んでいる新人に、どう注意するか。「おまえ、態度でかいなあ」はNGだ。正解は、「どうして足を組むの?」。
■大勢の前で褒める
過去に叱られた経験が少ない“ほどほどクン”たちはプライドが高いので、時間をかけて人間関係を築き、少しずつ厳しくしていく。そのためにも褒め方が重要になる。もちろん、褒める時は大勢の前で。仕事の成果が上がった機会を狙えば、より効果的だ。
なるべく簡単な仕事を頼み、「できた」と実感させる。そのたびに「よくやった」「ありがとう」とひと声かけ、感謝される体験をさせる。
「この2つを早い段階で経験させれば、仕事にやり甲斐を感じるようになり、自分で目標も立てられるようになります」(西山氏)
ここまでお膳立てしてやらないといけないのだから面倒だが、それでも「パワハラ」「ブラック上司」などと騒がれるよりはマシだ。
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