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野中氏の「尖閣棚上げ合意」は売国的発言だ! 元外相の政務秘書官、渡部亮次郎氏 
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/839.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 6 月 06 日 17:56:33: AtMSjtXKW4rJY
 

             渡部亮次郎氏


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130606/plt1306061534007-n1.htm
2013.06.06 ZAKZAK


 野中広務元官房長官が、中国共産党幹部との会談で、1972年の日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相との間で、沖縄県・尖閣諸島について「領土問題棚上げで合意していた」と発言して問題になっている。日本政府は完全否定したが、事実はどうなのか。元NHK政治部記者で、園田直元外相の政務秘書官を務めた渡部亮次郎氏(77)が緊急寄稿した。 

 私は、日中国交正常化の際は、NHK記者として田中訪中に同行し、日中平和友好条約締結の際は、園田外相の政務秘書官として立ち会った。

 田中−周会談に同席した二階堂進官房長官からは「尖閣棚上げ」について一切発表はなかった。後日、田中氏が親しい記者を通じて発表した後日談にも「棚上げ」のくだりはない。

 その後、私は外相秘書官となり、当時の関係者に聴取したところ、事実は以下のようだった。

 尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本領土だが、中国は東シナ海に石油埋蔵の可能性が指摘された70年代以降に領有権を主張し始めた。

 このため、田中氏から「中国の尖閣諸島に対する態度をうかがいたい」と切り出すと、周氏はさえぎるように「今、この問題には触れたくない」といい、田中氏も追及しなかったという。

 私も同席した78年の日中平和友好条約の締結交渉では、当時の園田外相は福田赳夫首相の指示に基づき、「この際、大事な問題がある」と、最高実力者だった●(=登におおざと)小平副首相に迫った。すると、●(=登におおざと)氏は「あの島のことだろう。将来の世代がいい知恵を出すだろう」と話し合いを拒否したのだ。

 中国側はこうした経緯に基づき「棚上げ」を既成事実化しようとしているが、説明したとおり「棚上げで合意」などあり得ない。中国が勝手に先送りしただけであり、私自身が生き証人である。野中氏はこれを中国側の都合のいいように誤解し、結果的に中国側に加担している。

 日本政府が「日中間に領土問題は存在しない」という限り、中国は尖閣領有の手掛かりを国際的に失うが、日本に「棚上げ」を認めさせれば「手掛かり」を得るわけだ。

 こう考えれば、今回の野中発言は売国的というしかない。

 ■渡部亮次郎(わたなべ・りょうじろう)1936年、秋田県潟上市生まれ。法政大学卒業後、59年にNHK入局。政治部記者として、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄、三木武夫、福田赳夫の各内閣を取材する。77年、園田直外相の政務秘書官に抜擢され、日中平和友好条約締結に立ち会う。現在、政治、国際問題などの評論で活躍する。

 

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コメント
 
01. 2013年6月06日 18:02:47 : nNPddbW4SY

田中角栄、周恩来の2人の大政治家による国家千年の計は燕雀どもには理解出来ない

のだろうな。政治の劣化は著しい。


02. 2013年6月06日 19:52:08 : YfSFKO0X8M
「日中間に領土問題は存在しない」


そう日本が言ったところで、中国は領土主張をするだろう。

まだ経済的に日本が圧倒的に有利だった70年代でさえ、田中、福田両氏は中国と交易のメリットを取ったのだ。

どうして、バカウヨ勢力は、現実的に考えられないのか?


03. 2013年6月06日 20:01:52 : 0SQ1RAKEvY
>田中氏から「中国の尖閣諸島に対する態度をうかがいたい」と切り出すと、周氏はさえぎるように「今、この問題には触れたくない」といい、田中氏も追及しなかったという。

事実はそのとおり。

尖閣をどうするかは、日中国交回復交渉において日本側の懸案事項だった。
1985年の閣議決定を世界に公表しなかった日本側に大きなキズがあるからだ。
妥結ギリギリになって中国側から交渉の材料にされるのではないか。

だからわざわざ田中が先に切り出したのだ。

それに対して周恩来は、その話は後日、と受け流して交渉の議題から外した。
いまは国交回復が第一だ、という大人の対応だ。
田中は安堵して、「棚上げになった」と理解した。

田中は、それをそのまま野中らに直接話したわけだ。
野中がいまそれを言ったとて、売国でも何でもない。それが事実なのだ。
この渡部という人は相当に頭がおかしい。
どこが生き証人なのか?何の生き証人なのか?
野中は日中交渉妥結の数年後のケ小平の話などしていないのだ。


周恩来は、日本はそのうちなくなる、と言った。
マッカーサーは日本人の精神年齢は12歳だと言った。
石原慎太郎や西村慎吾らの空威張りの言辞では国を誤る。いつか来た道だ。

http://www.minusionwater.com/senkakushotou4.htm


04. 2013年6月06日 20:07:15 : 7Fj4EPW9Rg
日本なんて攻める価値ないですよ

絶賛自滅中じゃないですか

どの道尖閣は「献上」するしかないでしょう

とすると棚上げは悪い話じゃないなぁ


05. 2013年6月06日 20:28:00 : OEYR9nWPEw
この証言で野中の売国奴ぶりは、はっきりしたね。
古賀とか野中とかいい加減に消えてくれ!!

06. 2013年6月07日 00:52:09 : DZ0C3xUpgo
●資料1. 外務省が公表した「田中角栄首相、周恩来総理会談」記録によれば、第三回首脳会談1972年9月27日午後4時10分から、国際問題を語り、そのなかで尖閣を話した。
田中総理 「尖閣諸島についてどう思うか?  私のところに、いろいろ言ってくる人がいる」。
周総理 「尖閣諸島問題については、今、これを話すのはよくない。石油が出るから、これが問題になった。石油が出なければ、台湾も米国も問題にしない」。
――『記録と考証、日中国交正常化』岩波書店、2003年、68ページ。

●資料2.橋本恕の第4回[実は第3回]首脳会談1972年9月28日[実は27日]の回想。
「台湾問題が結着したあと」、周首相が「いよいよこれですべて終わりましたね」と言った。ところが「イヤ、まだ残っている」と田中首相が持ち出したのが尖閣列島問題だった。周首相は「これを言い出したら、双方とも言うことがいっぱいあって、首脳会談はとてもじゃないが終わりませんよ。だから今回はこれは触れないでおきましょう」と言ったので、田中首相の方も「それはそうだ、じゃ、これは別の機会に」、ということで交渉はすべて終わったのです。
――橋本恕の2000年4月4日清水幹夫への証言、大平正芳記念財団編『去華就実 聞き書き大平正芳』2000年。『記録と考証、日中国交正常化』岩波書店、2003年、223-4ページに再録。


●資料3. 中国外交部顧問として、日中会談に同席した張香山の回想記はもっとも詳しくやりとりを記録している。これは中国側会談記録に基づくものと矢吹は推測する。
 張香山曰く、この問題に関しては、第3回首脳会談[9月27日]がまもなく終わろうという時に話が始まったが、双方は態度を表明しただけで議論はしなかった――
 田中首相1――「私はやはり一言言いたい。私はあなたの側の寛大な態度に感謝しつつ、この場を借りて、中国側の尖閣列島(=釣魚島)に対する態度如何を伺いたい」。
 周総理1――「この問題について私は今回は話したくない。今話しても利益がない」。
田中首相2――「私が北京に来た以上、提起もしないで帰ると困難に遭遇する。いま私がちょっと提起しておけば、彼らに申し開きできる」[申し開きの中国語=交待]。
 周総理2――「もっともだ! そこは海底に石油が発見されたから、台湾はそれを取り上げて問題にする。現在アメリカもこれをあげつらおうとし、この問題を大きくしている。
田中3――「よし!これ以上話す必要はなくなった。またにしよう」。
総理3――「またにしよう。今回我々は解決できる基本問題、たとえば両国関係の正常化問題を先に解決する。これは最も差し迫った問題だ。いくつかの問題は時の推移を待ってから話そう」。
田中4――「一旦国交が正常化すれば、私はその他の問題は解決できると信じる」。
出所:《日本学刊》1998年第1期


●資料4.当時公明党委員長として田中訪中へのメッセンジャー役を務めた竹入義勝は、次のような証言を残している。
 尖閣列島の帰属は、周首相との会談で、どうしても言わざるを得なかった。「歴史上も文献からしても日本の固有の領土だ」と言うと周首相は笑いながら答えた。「竹入さん、われわれも同じことを言いますよ。釣魚島は昔から中国の領土で、わが方も見解を変えるわけにはいかない」。さらに「この問題を取り上げれば、際限ない。ぶつかりあうだけで何も出てこない。棚上げして、後の賢い人たちに任せしょう」と強調した。
――『記録と考証、日中国交正常化』岩波書店、2003年、204ページ。


●資料5. 1978年8月10日、園田外相が訪中して北京で、ケ小平・園田会談が行なわれた。尖閣についてのやりとりは、張香山著『中日関系管窺与見証』によると、以下の通り。なお、日本外務省の会談記録は、尖閣の箇所を削除したものしか発表していない。

中日両国間には若干の懸案がないわけではない。たとえば、日本は尖閣列島と呼び、中国は釣魚島と呼ぶ、この問題もあるし、大陸棚の問題もある(我們両国併不是不存在一些問題的。比如你們説的尖閣列島,我們叫釣魚台問題,還有大陸架問題)。
日本では一部の人がこの問題を利用して『友好条約』の調印を妨害したではありませんか。わが国にも調印を妨害した人がいないわけではない。たとえばアメリカに留学し、アメリカ国籍をとった者、一部の華僑たち、彼らの中に「保釣」運動がある。台湾にも「保釣」運動がありますよ(但在你們国内不是有一些人企図挑起這様的事情来妨礙和平友好条約的簽訂嗎?我們中国人也不是没有這種人,比如説,我們留美的,加入美国籍的,有些還是華僑,不是有一個保釣島嗎? 在台湾也有W保釣W呢!)。
この種の問題は、今引っ張りだしてはいけない。『平和友好条約』の精神がありさえすれば、何年か放って置いておいて構わない。何十年か経って協議整わずでもかまわない。まさか解決できなければ、仲違いでもないでしょう(這様的問題現在不要牽進去, 本着「和平友好条約」的精神, 放幾年不要緊, 很可能這様的問題,幾十年也達不成協議。達不成,我們就不友好了嗎?)
釣魚島問題は片方に置いてゆっくりゆうゆうと考えればよい。中日両国間には確かに懸案はある(要把釣魚台問題放在一辺,慢慢来,従容考慮。我們両国之間是有問題的)。
両国は政治体制も置かれている立場も異なる。いかなる問題でも同じ言い方になるのは不可能だ。とはいえ、同時に両国は共通点も多い。要するに、『小異を残して大同に就く』ことが重要だ(我們両国政治体制不同,処境不同,不可能任何問題上都是同様語言。但是我們間共同点很多,凡是都可以「求大同,存小異」)。
われわれは多くの共通点を探し、相互協力、相互援助、相呼応する道を探るべきです。『友好条約』の性格はつまりこのような方向を定めている。まさに園田先生のいう新たな起点です(我們要更多的尋求共同点,尋求相互合作,相互幫助,相互配合的途径)条約的性質就是規定了這方向,正是你説的一個新的起点)。

 これを受けて、園田は次のように応じた――ケ小平閣下がこの問題に言及されたので、日本外相として私も一言発言しないわけにはいきません。もし発言しないとすれば、帰国してから申し開きできない。尖閣に対する日本の立場は閣下がご存じの通りです。今後二度とあのような偶然[張香山注、中国漁船隊が尖閣海域に侵入したこと]が起こらないよう希望したい。私はこの一言を申し上げたい(你談了這個問題,我作為日本外相,也不能不説一点。如果不説,回去就不好交代。関于日本対尖閣的立場,閣下是知道的,希望不再発生那様的偶然事情 指中国捕魚船隊,一度進入釣魚島海域,我講這麽一句)。
 これを受けて、ケ小平は次のように応じた――この種の事柄を並べると、われわれの世代の者には、解決方法が見出せない。次の世代は、その次の世代は、解決方法を探し当てることができるでしょう(把這様的事情擺開, 我們這一代人, 没有找到辦法, 我們的下一代,再下一代総会找到辦法解決的)。
――張香山著『中日関系管窺与見証』当代世界出版社、1998年


●資料6. ケ小平副首相 尖閣列島は、我々は釣魚諸島と言います。だから名前も呼び方も違っております。だから、確かにこの点については、双方に食い違った見方があります。中日国交正常化の際も、双方はこの問題に触れないということを約束しました。今回、中日平和友好条約を交渉した際もやはり同じく、この問題に触れないということで一致しました。中国人の知恵からして、こういう方法しか考え出せません。というのは、その問題に触れますと、それははっきり言えなくなってしまいます。そこで、確かに一部のものはこういう問題を借りて、中日両国の関係に水を差したがっております。ですから、両国政府が交渉する際、この問題を避けるということが良いと思います。こういう問題は、一時棚上げにしてもかまわないと思います。十年棚上げにしてもかまいません。我々の、この世代の人間は知恵が足りません。この問題は話がまとまりません。次の世代は、きっと我々よりは賢くなるでしょう。そのときは必ずや、お互いに皆が受け入れられる良い方法を見つけることができるでしょう。――ケ小平記者会見「未来に目を向けた友好関係を」1978年10月25日日本記者クラブホームページhttp://www.jnpc.or.jp/files/opdf/117.pdf


●資料7.衆院安保特別委(2010年10月21日)の議事録。
 船長逮捕事件における前原誠司発言が出た際の、民主党議員の質問です。「棚上げ」を園田直外相も大平正芳首相も認めていたと紹介しています。
 ○神風英男委員(民主)=(野田内閣・野田改造の防衛大臣政務官)
 日本としては、(棚上げ)合意がないという立場であろうと思います。ただ、当時大平内閣のもとで、当時の沖縄開発庁が調査団を尖閣諸島に派遣した、この調査に関して、中国が、ケ小平副首相との合意に反するという抗議があったわけであります。これを受けて、衆議院の外務委員会において、当時の園田直外務大臣がこのように述べられている。
 「日本の国益ということを考えた場合に、じっとして今の状態を続けていった方が国益なのか、あるいはここに問題をいろいろ起こした方が国益なのか、私は、じっとして、ケ小平副主席が言われた、二十年、三十年、今のままでいいじゃないかというような状態で通すことが日本独自の利益からいってもありがたいことではないかと考えます。」
 こういうように述べられているわけでありまして、いわば棚上げ状態にしておくことが日本の国益にも合致するんだというような趣旨のことを当時の園田外務大臣が述べられ、また、いろいろその当時の議事録を拝見しますと、大平総理も同じような立場に立っているようであります。


【尖閣騒動――頂門の一針】
http://www.21ccs.jp/china_watching/DirectorsWatching_YABUKI/Directors_watching_71.html


07. ダイベン 2013年6月10日 22:04:43 : AZSysRV871Z4g : KRALbN5id6
オバマ大統領に会う前に領土問題が存在しるネタがほしかった
尖閣で中国は測量したいんじゃないの
オバマ大統領に依頼したけど無視された
尖閣は清の前明の時代からちゅうごくの領土という意識はないよ
野中さん親日派だね〜利用されてるだけなのに
かわいそうおじいちゃんお気の毒

歴史を否定する中国が何を言っても
日本側は歴史的事実で論破できるよ


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