http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/716.html
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(回答先: 部分可視化では正義が貫徹されたことにならない ニュース・コメンタリー (2016年4月9日)〜寧ろ冤罪化? 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 4 月 10 日 01:03:42)
この事件では「身振り手振りを入れた迫真の演技」が、まるで本当の犯人のように見えた事が有罪判決を招いた。血痕無い殺害現場、殺害時刻、スタンガン使用したはずが「立たせて刺した」、等幾らでもある自白の矛盾は論点にならなかったらしい。
抜け道だらけの「部分可視化」の下で、素人裁判が絡めば物証無しでも容疑者を有罪に出来る事が可能となったこの事件。冤罪から無実の人間を守るために「全面可視化」法案が果たして役立つのか。
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女児殺害判決 全面可視化を急ぎたい
04/10 08:50
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0054250.html
栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で殺人罪に問われた被告の裁判員裁判で、宇都宮地裁が求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
公判は異例の展開をたどった。
有力な物的証拠がなく、検察側は最大の争点だった自白の信用性を立証するため、被告が殺人容疑での逮捕後、殺害状況などを詳細に話した取り調べ映像を7時間以上も法廷で公開した。
判決は「自白は具体的で迫真性に富んだ内容。十分に信用できる」と、検察側の主張を全面的に認めた。
ただ、被告の供述が揺れ動いていただけに、司法のプロではない裁判員にとっては、難しい判断だったのではないか。
捜査当局が立証の主軸とすべきは、やはり客観的・科学的な直接証拠だ。自白に過度に頼ることのない捜査を求めたい。
公判では被告が無罪を主張。検察側は自白調書のほか、被告の車の走行記録など状況証拠を積み上げ、有罪を立証しようと試みた。
状況証拠による立証について、最高裁は「被告が犯人でなければ説明できないか、少なくとも説明が極めて困難な事実関係が必要」との基準を示している。
今回の判決は状況証拠については「犯人でなければ合理的に説明できない事実関係が含まれているとまでは言えない」と指摘した。
それだけに、身ぶり手ぶりを交えて自白する場面もあった逮捕後の取り調べ映像が、有罪の判断に大きく影響したのだろう。
気になるのは、映像の中に最初の自白の場面がなかったことだ。
殺人容疑での逮捕前、別の商標法違反事件で勾留されていた時点で行われたからだ。
最初の自白がどのような形で行われたかは、その後の認否の変遷を検証する上で重要な要素といえる。その意味で、今回の映像による立証が十分だったとは言い切れない。
今国会で成立する可能性がある刑事訴訟法改正案は、取り調べの全過程の可視化(録音・録画)を義務付けている。
だが、対象事件は殺人など全体の3%程度にすぎない。このため、今回のように別件の捜査で他の重大事件について供述した場合、改正法のもとでも可視化されない可能性がある。
冤罪(えんざい)の防止措置としては不十分だ。やはりすべての事件、取り調べを可視化するべきだろう。国会には徹底した審議を求めたい。
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それとも、「全面可視化」と称する抜け道だらけの「部分可視化」が横行してしまうのか。
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