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(回答先: 勝又被告に無期懲役判決(素人でも物証無しで有罪に出来る?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 4 月 08 日 15:59:59)
「社会通念上云々」を繰り返し繰り返し書き連ねる、理解困難な行政訴訟には一切向かず。死刑制度維持に素人を活用するかのごとき、刑事事件のみ活用される「素人裁判」こと裁判員制度。評議の内容は一生語れず、ましてや多数決の賛否など明かされることは無い。
もし「冤罪」を発生させたなら、それを認めまいとする裁判員も同罪とみなされることとなる。
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http://www.asahi.com/articles/ASJ484F2KJ48UTIL018.html
自白の録画、裁判員「判断材料に」 栃木女児殺害
岩佐友2016年4月9日00時00分
*有罪判決を受け、報道陣の質問に答える一木明弁護士(奥の右から2人目)ら勝又拓哉被告の弁護団=8日午後5時49分、宇都宮市の宇都宮地方裁判所前、日吉健吾撮影
(写真・図版略)
物証が乏しいなか、いったんは殺害を認め、その後に無罪主張に転じた被告を、どう考えたらいいのか――。11年前に起きた栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で、裁判員らが導いた結論は無期懲役だった。1カ月余の審理と評議を経て、難しい判断を迫られた。
・栃木女児殺害、被告に無期判決 自白の信用性認める
・遺族が手記「命奪った罪背負い続けて」
・弁護側「自白を重視、不当判決」、控訴へ
閉廷後、補充を含む裁判員7人が記者会見した。栃木県小山市の看護師の女性は、「長丁場で、途中で精神的に参ることもあった」と振り返った。
公判では、勝又拓哉被告(33)の取り調べの様子が7時間以上にわたって再生された。殺人について聞かれて動揺し、葛藤する姿もあった。同県那須塩原市の30代の会社員男性は「(録音・録画を)見て判断材料になった。もうちょっと見たいと思った」。補充裁判員の30代の会社員男性は「状況証拠のみだったら判断できなかった。最初の自白が抜けていて、やるならやるで録音・録画は全部徹底してやるべきだ」と注文をつけた。
公判では生前の被害女児の動画や写真も映し出された。この補充裁判員の男性は「遺族の『なぜ有希ちゃんが(殺害されたのか)』という最大の疑問に明確な答えを出せず申し訳なく思う」と語った。
■全過程の録画必要
事件発生から10年以上が経ち、直接的な証拠がないなか、検察側は自白を立証の柱と位置づけた。内容が正しいと証明するため、取り調べの録画を法廷で再生した時間は異例の7時間超に及んだ。殺害状況などを身ぶりを交えて語る様子は、裁判員らの判断に大きな影響を与えたとみられる。
検察側は近年、各地で録画を犯罪事実の立証のために活用し、それが根拠になって有罪となる例は増えている。「取り調べのチェック」のために始まった可視化が、「立証の武器」となっている実態が今回、改めてはっきりした。
一方、最初に殺害を認めた場面など、録画されなかった取り調べも多かった。暴行や利益誘導があったと訴えた被告に対し、警察官や検事は真っ向から否定。水掛け論は残り、やはり全過程を録画すべきだった。
自白に頼った立証は、裁判員に難しい判断を迫ることにもなった。大阪市で起きた母子殺害事件で、最高裁は2010年、状況証拠で有罪とするには「被告が犯人でなければ合理的に説明できない事実が含まれていることが必要」としている。だが、この日の判決は「そうした事実が含まれているとまではいえない」と認めざるを得なかった。
物証が乏しいのは、初動捜査に問題があったことも影響している。女児の遺体に過って接したという警察幹部のDNA型を基に捜査を進めたため、逮捕まで時間を要した経緯もある。栃木県警には猛省を促したい。
被告側は控訴する意向を示しており、高裁で改めて丁寧な審理が求められる。(岩佐友)
■自白頼りの認定危険
元東京高裁裁判長の門野博弁護士の話 判決は被告の供述態度を重視しており、取り調べの録音・録画の映像から有罪と認定した印象だ。だが、判決も認めている通り、犯行と直結する有力な証拠は皆無だ。「被告が犯人であったとしても矛盾しない」程度の証拠の寄せ集めに過ぎない。自白に頼りすぎる事実認定は危険で、冤罪(えんざい)の可能性がぬぐえない。録音・録画されなかった取り調べもあるのでは、すべての供述態度が分からない。裁判員にあらゆる判断材料を提供するためにも、全過程の可視化はぜひとも必要だ。
◇
〈裁判員裁判の評決〉 評議では、裁判官3人と裁判員6人でまず、被告が有罪か無罪かを議論する。意見が分かれた場合は多数決となり、有罪とするには裁判官1人以上を含む5人以上の賛成が必要。有罪となれば、次に量刑を決める。全員の一致が得られない場合は、過半数の同意が得られるまで、順次重い刑から軽い刑に下げていき、裁判官1人以上を含む5人以上が賛成した刑に決める。過去の同種事件の量刑傾向も判断材料にすることが多い。
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今後は素人目に有罪だと映る動画を「可視化」で示すことが、検察側のお仕事となるのだろうか。
- 7時間取り調べ再生、Nシステムの記録提出…捜査迷走 苦しい法廷戦術(国民監視カメラで冤罪誘発?!) 戦争とはこういう物 2016/4/09 01:33:46
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