http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/142.html
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☆エネルギー資源は魔法の杖
ロシア経済危機でIMF=アメリカにケツの毛まで抜かれ、ハイパーインフレーションに苦しんだ、ロシアを救ったのは豊富な石油・天然ガスだった。
借金に苦しんだロシア政府は、折からの石油急騰で国家財政が潤ったお陰で助かった。
☆財政の崖に苦しむ米国に打開策はあるのか?
「米国のオバマ大統領は、2011年秋ごろまでは、ひたすら自ら提唱する「グリーンニューディール」の政策実行に腐心していた。しかしながら、最近の彼はグリーンニューディールを一言も口にしない。
それに代わって、「米国発のシェールガス革命は世界を席巻する。今後のエネルギーの覇権については、米国は勝ったも同然だ。とんでもないことになる」とコメントすることが多い。」(東洋経済)
「1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、シェールガスはたったの6円なのだ。
・・・・・
米国はこのシェールガスの取り出しについて独占的な知財権で固めており、ピンポイントで見つけ出し、堀り上げ、精製まで持ち込むすべての工法を確立している。世界のシェールガスの約4割は米国にあるといわれている。中国をはじめ、世界各地にはシェールガスはあるものの、前記の事情で、米国が一気に最先行することになる・・・」(東洋経済)
今後、シェールガスの代金、世界中でのセールガス開発に関わるマネーがアメリカに還流することになる。
☆シェールガス革命は地球温暖化問題を終わらせる
「1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、シェールガスはたったの6円・・・」
欧州がアメリカと新興国の国力を抑えるために主導した、「今後100年で2−3度気温が上昇する」という根拠薄弱な「地球温暖化問題」は消え去り、今後、急速に石油から天然ガスに発電も化学産業も切り替わるはずだ。
核開発を別にすれば、商用原子力発電も将来的にはコンバインドガス発電に切り替わるだろう。
☆シェールガスは戦略物資。TPP等に加盟した国にしか売らない
もう、シリアとイラン以外はアメリカに抑えられた中東油田だが、今後、石油の戦略物資として地位は凋落し、天然ガスの世紀がやって来る。
天然ガスがアメリカの戦略物資となり、アメリカは、自国とTPP等の経済協定を結んだ国にしかアメリカは天然ガスを輸出しないことが予想されている。
(太平洋戦争では、アメリカの石油禁輸措置が開戦の大きな引き金になった。)
☆止めはアメロ導入
とは言え、膨大な債務はアメリカにとっても頭の痛い問題だ。解決策はないものか?
いや解決策はある。噂のアメロ導入だ。
すでにNAFTAを結んだ、カナダ・メキシコと統合通貨協定を結んで、ドルを新通貨に切り替えれば良い。
シェールガスをアメロ建にすれば、「アメロ」は新しい、基軸通貨となり、アメロに対して切り下がった米ドル建のアメリカの対外債務はチャラになる。
「福一原発事故」で化石燃料に回帰する中、リーマンショックで世界中を恐慌に陥れたアメリカは、EUの仕掛けた「地球温暖化問題」を跳ね返し、再度、世界覇権を握るのか?
<参考リンク>
◆シェールガス革命で世界は激変する(上)
http://toyokeizai.net/articles/-/12402
◆シェールガスの対日輸出へ米国は前向き TPP不参加なら後回しも
2012年12月29日(土)06:20
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-12367.html
(東洋経済オンライン)
――伊原 賢・石油天然ガス・金属鉱物資源機構上席研究員に聞く
米国では近年、シェールガスが大量に採掘されたことで、国内の天然ガス価格が大幅に下落し、電力や化学産業の原燃料コスト削減や雇用創出、資源輸入の減少による貿易赤字縮小など経済界全体に革命的な影響をもたらしつつある。
一方、日本は輸入原油価格に連動した液化天然ガス(LNG)輸入価格の高騰に加え、原子力発電所の停止による代替火力発電燃料のLNG輸入量急増により、貿易赤字に転落し、電力料金値上げを強いられている。
液化・輸送コストを勘案しても日本の2分の1以下と安く、ガス自体の需給で価格が決まる米国産のシェールガスを輸入すべく、日本のガス会社や商社などが米国のシェールガス由来LNGプロジェクトに参画したり、上流権益を取得したりしている。だが、米国政府は現状、日本を含めて自由貿易協定(FTA)を結んでいない国に対するLNG輸出の認可にストップをかけている。この認可が下りるかが当面の焦点だ。
今後の見通しについて、伊原 賢・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)石油調査部上席研究員に聞いた。
前向きな米国の利害関係者、エネルギー省も輸出効果を認知
結論を急げば、米国は日本に対してLNGの輸出をするだろう。それは、シェールガスの利害関係者の中でも、輸出に前向きな関係者のほうが優勢だからだ・・・
◆アメロ(AMERO)
http://www.nikkei.com/money/investment/toushiyougo.aspx?g=DGXIMMVEW4002002022009000001
米政府による巨額の財政出動がいずれドル暴落を招くとしたら−−。こんなシナリオを念頭に、にわかに浮上しているのが共通通貨「AMERO(アメロ)」。米国とカナダ、メキシコが通貨統合しドルに代わる基軸通貨にするという構想だ。
1999年にカナダのエコノミストが提唱した。金融危機でドルの行方に懸念が強まると、ネット上では架空の「アメロ紙幣」まで登場した。もちろん各国政府は一様に否定しており、現実味のある話ではない。ただ、こうした構想が再び取りざたされるあたりに、基軸通貨ドルへの不安心理が読み取れる。[2009年2月1日]
◆シェールガス革命とは何か [単行本]伊原 賢 (著)
http://dohgo.blog22.fc2.com/blog-entry-476.html
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