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http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130126-00000003-a_aaac
日刊ゲンダイ - 2013/1/26 7:00
社員や派遣のスタッフがテロの犠牲になったエンジニアリング大手の日揮。しかし、同社は犠牲者の名前を公表しようとしなかった。犠牲者9人を乗せた政府専用機が羽田に到着した25日午前、政府が事件発生から9日たってようやく死者の氏名を公表したが、アルジェリアから帰国した日揮の川名浩一社長は死者、救出者の氏名などについては触れなかった。最高顧問の新谷正法さんについても、公式には現地にいたかどうかすら、当初は答えなかった。
秘密主義といえば、同社には「外務大臣や外交官より、よっぽど、人脈と情報を持っている」(関係者)といわれるドンがいる。重久吉弘・日揮グループ代表(79)だ。慶大出身、1961年日揮入社、96年から社長、2002年から会長兼CEO。国内外の73社を束ねるグループのトップで、経営戦略会議を傘下にして、実力を振るうばかりか、いまも世界を飛び回って、ビジネスの新規開拓に力を注いでいる“怪物的存在”だ。しかし、その動向もてんで表に漏れてこない。
外務省の政務三役経験者は重久氏についてこう言った。
「石油業界は米国メジャーの意向など、魑魅魍魎(ちみもうりょう)のところがある。重久さんは業界のドンでもあり、フィクサーのような存在でもある。瀬島龍三さん? そんな感じもあるね」
<アルジェリアとも太いパイプ>
実際、その人脈は桁外れだ。
「日揮は売り上げのほとんどが海外プロジェクト。約70カ国と取引がある。当然、相手の政治家、政府高官と深い人脈が必要になるが、そうした顧客をパイオニア的存在として、開拓、拡大してきたのが重久さんです。世界の要人とパイプがあり、APECのレセプションではオバマ大統領とも握手を交わしていたほどです」(関係者)
もちろん、アルジェリアとの関係も深く、一昨年、行われた日本アルジェリア国交樹立50周年でも重久氏は中心的存在だった。
だったら、なーんにもわかっちゃいない外務省の役人や、就任したばかりで右往左往の外務政務官や副大臣より、自分が動いて情報を集めればいい。そう言う関係者は大勢いるのだが、なぜか、今回は姿を見せず、沈黙している。「今後の会見の予定もない」(広報・IR部)という。なぜ、現地では最高幹部会が開かれていたのか。なぜ、日本人は有無を言わさず、殺されたのか。責任ある立場の実力者の見解を聞いてみたいものである。
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