http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/504.html
Tweet |
白人至上主義者事件も米国が”思想的内乱状態”にある中の一現象だろう。ネットを通して”オルタナ右翼”なるものが台頭してきているという(古典的なKKKとは違う、時代の産物)。
これは本来思想問題ではなく、根は経済問題、貧困問題にあると思う。米資本主義にまだ活力があり移民らを余裕を以て迎入れられた時代は良かった。だが、そうもいかなくなった。トラ大が出来(しゅったい)させられたのも、(繰り返しになるが)この時代背景が根底にある。
白人至上主義思想だけが勝手に噴出したのではないと思う。トラ大の対応も素人っぽく、混乱に拍車をかけている。
この移民・貧困問題は一朝一夕には解決できるはずもない。今後もいろいろな局面で、思想的内乱・思想的大混乱が起こるだろう。が、それを通してのみ新しいパラダイム=国家秩序に辿りつくほかないと思う。その過程で米国が体力・気力をすり減らしていくのは歴史の必然と見るべきで悪い事ではない。(トラ大の放言も、思想的内乱状態を煽る役割があると考えれば、腹は立たない)
(オルタナ右翼の台頭)
・http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/310.html
〔”白人至上主義”衝突の波紋〜大統領の対応に抗議デモ〕8月14日、報ステ
反差別デモに車を突っ込み32歳の女性を死亡させたのはジェームズ・フィールズ容疑者(20歳)だった。
現場から数百キロ離れたオハイオ州からわざわざ差別主義者の集会に参加していた。
母親は「息子の政治的見解についてはほとんど知らない。自分は”オル”と言っていた」と。
オルとはオルタナ右翼のことで、白人至上主義や排外主義などを掲げるここ数年インターネットを通じて台頭してきた人々である。
高校時代の教師「ジェームズは頭が良くとても物静かであった。ただ彼と話してみるとナチズムへの共感ヒトラーへの憧れ、白人至上主義を信じていることが分かって恐ろしくなった」
オルタナ右翼は熱心なトランプ大統領支持者としても知られている。トランプ大統領が誕生して以降、米国では差別主義者の活動が盛んになってきている。
今回、差別主義者がバージニア州で集会を開いたのは、南北戦争で奴隷制を擁護した南軍の司令官の像撤去に反対するというところから始まった。
(米国は思想的内乱状態/横江公美)
・http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/521.html#c14
横江教授の「米国は思想的内乱状態」という捕まえ方が面白い。
教授の意にはそぐわないかも知れないが筆者流に解すると、
米国は覇権国家としての前世紀までの行動様式、思考様式からの脱皮を求められている。もちろん歴史の要請。
木村太郎によると、トラ大は世界から米兵を引き上げたがっているという。ワリに合わないと深く認識していると思われる。
だが国内にはまだ前世紀の遺物がいたるところに残っている。これが半分。残りの半分は新しい世紀のパラダイムを模索している。ので両者のせめぎ合いが起こっているということだろう。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。