http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/283.html
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(回答先: 翁長知事へ心からのお願い。「埋め立て承認を取り消して下さい」という男の無責任と思い上がり 投稿者 仁王像 日時 2015 年 9 月 12 日 16:04:30)
ここで俎上に挙げたブロガーと植草氏は体質的に似た議論をしている(辺野古問題では)。そこで植草氏批判を続ける。
沖縄県民が選んだ知事を批判したり不信感をまき散らすのは、言論の自由だから許されるのだろう。だからこの点からの批判は避けたいと思う。
問題は二人の議論が実践的に反基地闘争に貢献しているか否かである。筆者は後者の立場である。
植草氏は、「取り消しは茶番」だと、ブロガー氏は「遅すぎる」としている。これは言いかえれば「反基地闘争は敗北に終わりつつある」ということである。早々とこんなことを宣言して良いのだろうか。筆者はそうは思わない。闘争に水を差している。
翁長知事は政権公約には掲げなかったものの、知事就任後「あらゆる手段を講じて移設を阻止する」の方針の基、今日、取り消し手続きに入ったことを表明するに至ったのである。
これからが抜き差しならぬ本格的な闘いになるし、またそうしなければならない。
基地建設が始まればそれで終わりだ、出来レースだなどというそそっかしい者もいる。
報ステでも取り上げた佐藤優氏は「辺野古には基地を造れないし出来ない。土砂を入れられても取り除けばいい。安部政権は沖縄の底力を甘く見ている。沖縄系の人々がアイデンティティーに目覚めてきている」としている。
その通りと思う、基地建設が始まろうが、半ば完成しようが、反基地闘争はねばり強く頑健に展開したたき出すのみである。
昔、山本薩夫監督の映画にあった名せりふ「勝ったときが見通しだ」なのだ。
二人の議論は、「翁長知事のもとでは敗北したも同然」と表明しているのにも等しい。二人は沖縄県民に知事のすげ替えでも呼びかけて行くのか。それとも翁長知事に変わって、本土の方で本物の反基地闘争の部隊でも立ち上げる見通しでもあるのか。この二人のどちらかが代表にでも就くのか。それはないだろう。二人とも自分の理論に酔って前後の見境もなく(はた迷惑も顧みず)思考だけが先走りする「評論家」なのだ。
沖縄の反基地闘争は、その段階的縮小が、日本の完全独立への最短距離に直結している。10年後でもそれ以上でも、その重要性にはいささかも揺るぎがない。
・日本の完全独立に関する昨年の論考を構造的に紹介する
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/502.html#c2
- 基地設置によって、自治権を制限するのであれば国会が法律で決めて地元自治体の承認を取るべきだ/木村草太 仁王像 2015/9/15 20:44:02
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