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グローバリゼーションを「ヒト、モノ、カネが国境を自由に越えるプロセス」と考えること自体、資本の反革命の片棒を担いで…
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/228.html
投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 08 日 20:11:53: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: 水野和夫氏は、資本主義の終焉を謳っている〜その先はどこえゆくのか 投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 07 日 20:28:38)

グローバリゼーションを「ヒト、モノ、カネが国境を自由に越えるプロセス」と考えること自体、資本の反革命の片棒を担いでいることになる〜グローバリゼーションはイデオロギーである/水野和夫

「終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか 」水野和夫/日経新聞’11年

(まえがきから抜粋)
 本書では前二作※を受けて、なぜ先進国のデフレ(現時点では日本だけであるが)と新興国のインフレが同時進行し、なぜ次々と危機が、しかも前回を上回る規模で襲うのか、ということに対して、一つの軸で説明しようと試みた。それは、シュミットの「世界史」の終わりに一刻一刻と近づいているにもかかわらず、その認識がなく、グローバリゼーションを与件としか考えていないからである。グローバリゼーションを「ヒト、モト、カネが国境を自由に越えるプロセス」と考えること自体、資本の反革命の片棒を担いでいることになる。
 グローバリゼーションの「事実」とは「ヒト、モト、カネの国境を越える自由な移動」であり、グローバリゼーションの「真実」とは、帝国システムをなす中心と周辺を結びつけるイデオロギーである。「事実」しかみていないと、あとでグローバリゼーションの帰結は「想定外」だったといっても、すでに時遅しである。

 ※)「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」&「100年デフレ」  

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