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(回答先: グローバリゼーションを「ヒト、モノ、カネが国境を自由に越えるプロセス」と考えること自体、資本の反革命の片棒を担いで… 投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 08 日 20:11:53)
グローバリゼーションというイデオロギーを具体化したものがEUだろう。これにより「ヒト、モノ、カネが国境を自由に越える」ことができるようになった。企業は安い労働力を自在に集め収益を上げることができるかもしれないが、一般の雇用者はどうであろうか。
過日のN9によると、スコットランドやイギリス本国では移民が増えて従来の住民の既得権が侵され不安を覚えたり反発の声も上がっている。イギリス本国では、EUからの離脱を目指す「独立党」も誕生。実際に一部の地域(都市)では明確にEU離脱を計る運動が盛んである。
一方、スコットランドで職を得た移民は、さまざまな公的援助を受けられるようになり助かっている側面もある。
トータルとしてEUの命運はどうなっていくのか筆者が何かを言えるものではないが、現実に域内各国間に摩擦・軋轢も起こっている。
EUの盟主ドイツは各国から過大な期待をかけられていて、「もっと金を出すべきだ」と詰め寄られている。
ドイツはそうした声に耳を傾けることなく、今は内向きの姿勢になっている。ギリシャという厄介者にダラダラと引きずられるようなことになれば、端的に言ってドイツ国民の生活の悪化につながっていくのではないか。
だが、ギリシャ救済が、ドイツを含めた域内の企業群にとっては、大きなメリットがあるとの判断されれば、ドイツ、フランスというEUの牽引車の政治権力は両国民の意向とは別の判断を下すだろう。
端的に言えば、「資本による反革命行動」である。そして、域内の国民は困窮の度を深めていく。行き着く先は、資本主義の終焉である。
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