http://www.asyura2.com/12/social9/msg/883.html
Tweet |
タブレット画面とプロジェクターで投影した映像を見ながら、離れた小学校の授業を受ける杉岡佳来さん(右)。左は院内学級「ひまわり」の木下和子先生=2018年10月25日、鳥取県米子市の鳥取大付属病院、上野創撮影
・闘病中の小1女児、教室に分身ロボット みんなと遊べた/朝日新聞デジタル
上野創
2018年11月13日15時32分https://www.asahi.com/articles/ASLC37KZ1LC3UTIL01H.html
鳥取県米子市の鳥取大付属病院。小児病棟の一角にある院内学級「ひまわり」で10月末、小学1年生の女の子が授業を受けていた。杉岡佳来(かこ)さん(6)。背後の点滴台には薬液の袋やタイマーがいくつも付けられ、佳来さんとチューブでつながっている。
佳来さんの机の上のタブレットに映し出されているのは、約1キロ離れた市立就将(しゅうしょう)小学校1年竹組の教室の様子。教科書を広げて座っている数十人の子どもたちに、女性の先生が問いかけた。「カボチャのつるがどんどん伸びて、良かったかな」
「良くなーい」「カボチャは迷惑かけてる」と子どもたち。
この時間は道徳の授業だ。好き勝手につるを伸ばすカボチャに対し、スイカや子犬が注意する場面について話し合った。
「スイカはどうしている?」とタブレットの画面越しに尋ねてきた先生に、佳来さんはこう答えた。「自分の畑で伸ばしている」。その音声を、教室の前方の机に置かれていた佳来さんの分身ロボット「OriHime」が、クラスに伝えた。
ロボットは高さ21・5センチの人型でマイクとスピーカー、カメラを内蔵。周りの映像と音声を送信し、離れた場所でもタブレットなどで見られる。タブレットのマイクをオンにすれば、声をロボット側に届けることができる。映像は送らないので、タブレットを操作する側の様子を、ロボットのそばにいる人が見ることはできない。
タブレット画面上でアプリを使えば、ロボットの手を上げたり、首を上下させたりといった遠隔操作ができる。就将小では、休み時間に「聞こえる?」「じゃんけんしよう」と女の子たちがカメラに向かって次々と話しかけ、佳来さんがロボットの手を動かすと、「動いたあ」と大喜びしていた。
佳来さんは翌日、こんな感想を書いた。「みんなが、手をあげて、いっぱいはっぴょうしていました。わたしも、1かいはっぴょうしました。ちょっときんちょうしました。でも、だれかが、はくしゅをしてくれたので、うれしかったです」
◇
佳来さんは急性リンパ性白血病…
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。