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子育ての秘訣もゆるむこと〜脳性マヒの息子の場合、治ったのは父親の私がゆるんでいたから/高岡英夫
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/749.html
投稿者 仁王像 日時 2014 年 3 月 28 日 20:10:53: jdZgmZ21Prm8E
 

≪子育ての秘訣もゆるむこと〜人間、生きているだけでもうけもの≫
 私自身の子育て体験も少しお話しておきましょう。
私が30歳のころのことです。息子が生後半年ぐらいで、まだ立っちもできなかったときのことです。かかりつけの小児科で脳性マヒの疑いがあるといわれたのです。
 大学病院でくわしく調べたところ、まず間違いないといわれ、さらに脳性マヒの専門病院で検査を受け、その道で日本一の名医といわれる医師から「重度の脳性マヒです」とはっきり診断されたのです。私たち親ができることといったら、症状が悪化しないように、息子にリハビリを受けさせることだけでした。
 診断の結果を私の両親に知らせると、その日から両親は泣き暮らしたといいます。
 ところが、私はケロッとしていたのです。医師から診断名を告げられたときも、別に死を宣告されたわけではないし、「ああ、そうか」、と。そして、いろいろと考えていました。「自分がおんぶすることになるだろうな」「俺は体格もいいし、体力もあるから、できるだろうな」「子守唄を歌ったりするのかな」など。
 あわてなかったし、泣きもしなかった。両親が泣く気持ちは痛いほどわかりました。が、自分の中では「これが泣くほどのことだろうか」という思いがありました。
 もちろん、何もしないで平静を保てたわけではありません。こうした事態になると、人間はどうしても息が詰まってきます。息が詰まる=行き詰まる=行動に詰まる、とどんどん気持ちが追い詰められていくのです。
そこで私は一生懸命、呼吸法をやりました。そうすると、体がゆるんで息詰まりがすっかり消えてしまいました。事態は何も変わりませんが、とにかく落ち着くことはできます。
 私がそれだけへっちゃらだったから、妻もオロオロすることはありませんでした。ですから、リハビリ施設での息子のリハビリの様子も平静に無ることができました。

≪心が苦しいときは体をゆるめてみる≫
 リハビリの調練では、子どもたちが補助をしてもらいながら体操をしていました。そして、私はふと気づきました。そこで行われていたのは、一言でいうと「体の緊張を取り除く体操」だったのです。
 (中略)
 私は、体操をしている子どもたちの体の反応を見てこう思ったのです。
「こういう過敏な反応を起こさないで、ゆるませればいいのか」と。
 長年の武術と身体調整の経験から、私にはどのように力を加えれば息子の体が突っ張らないかがわかる気がしました。家に帰るとさっそく息子の体を刺激してみました。すると、なるほど突っ張っています。激しくキューンと突っ張っています。
 それを見て私は…あの手この手を使って、突っ張った足首やひざの関節をやわらかく曲げたり、つま先がピンと伸びるのを抑える工夫をしてみました。そんなことを毎日、息子にやって三日もすると、そうした反応がだんだん起こらなくなったのです。そして、一週間後にリハビリ施設に行ったときには、まったくそうした反応は起こりませんでした。
 専門家たちは驚いて、ありとあらゆるテストを行って息子の体を調べましたが、…まったくの健康体に戻っていたのです。
 その後、息子は何事もなかったかのようにすくすく育ちました。つまり、まったくの健常人です。(リハビリ担当者に、一週間のやったことを話したが思いもよらない様子。あの日本一の専門医たちの診断はなんだったのかと思うことがある)。

≪ゆるめば世界は変わる!≫
 息子が治ったのは、父親の私がゆるんでいたからです。
 ゆるんだ私は気楽なわけですから、私の手から息子にゆるんでいること、すなわち「ゆるみパワー」が伝わった。すると、本当なら突っ張ってしまうところが、息子のほうも安心してしまって、思わずゆるんでしまった。
 これは大人同士で話をしているときでも同じです。

【出典】「人生、ゆるむが勝ち〜仕事も家庭も子育てもうまくいく!」高岡英夫/マキノ出版 H17年


・幸福とは身体、意識、気が活性化している状態/高岡英夫
 http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/486.html
 投稿者 仁王像 日時 2013 年 6 月 10 日 20:05:06: jdZgmZ21Prm8E  

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コメント
 
01. 2014年3月29日 23:45:18 : aPgSPClC9A
学校行って障害が原因で虐めを受けたら人格も換わるだろうな。

02. 2014年3月30日 08:21:50 : QUVGBiiaQc
素晴らしいてすね!
命にちゃんと関わってるおられるのですね。
息子さんは、どんなに苦しんきておられたとしても、きっと。
こんなご両親の元に産まれてこられたことを、
幸福だと認識しておられるのではと。

お子さまへの愛情に、深く感じ入りました。
投稿、ありがとうございます。

これからも、頑張って、いやいや、ゆるゆると楽しい人生を、
世の中に何を言われようとも、
堂々と\(^-^)/生ききってください。

ある程度理解できるといっても、同じ経験ではないぶん、
生意気に聞こえるかもしれませんが、
ご家族のご健勝をお祈りします。

という以上に励まされました。感謝!!


03. 2014年3月30日 08:30:44 : QUVGBiiaQc
実は、その緩み呼吸法じたいは、子供たちは健常で産まれたものの、
やったことがあります。ですから、その意義は、よく解ります。
結果、01さんがご心配なさっているような、
「学校に通わす」ことの弊害抜きに、
健康な社会人にに、育て上げることができたってもんです。

ちゃんと学校行ってない子はかわいそう、
なる世間の声は、
途上国でもない限り、無視していいと、思います。


04. 仁王像 2014年3月30日 10:03:55 : jdZgmZ21Prm8E : cEzGM8H2kw
 私見を開陳したくなりました。私も勇気づけられ、多くの示唆を得た一人です。

 子どもに問題があり、親がその心配で心がいっぱいになっていると、言葉や態度に気を付けていても、それは子どもに伝わるものだと思う。子どもは親の期待に応えられず、ヤバイと思う。これは子どもの精神的負担であり、これに常にさらされているのは、親子の間に絶え間ない緊張関係をつくり悪影響を及ぼすに違いないと思う。
 高岡氏のようにゆるむことは常人には難しいが、親がゆるんでいれば、それは子どもにも伝わり、子どもが精神的にも安堵し、良い影響を与えるに違いないと思うようになった(今となっては手遅れの感もある)。

 普通の人が脳性マヒの子を持った場合、高岡氏のように奇跡とも思える結果をだすのは難しいだろう。高岡氏は少年時代からいくつかの神秘体験もし、非凡な資質も兼ね備え父親の影響で各種武術の修練に励んできた。
 武術の有段者が、高岡氏から合気投げを食らうと、「非常に気持ちがいい。爽快になる、人格が磨かれたしたようだ」と証言しているように、すでにこの頃、気功師が発するような「氣」を発していたのではないかと思われる。
 高岡氏は「ゆるみパワー」などと抑えた言い方をしているが、おそらくそうではないかと思われる。

 われわれ常人はそれなりのレベルで努力するほかない。さらに付け加えれば、高岡氏は、体が固くなると脳も固くなるとしているが、この原理を応用して自分の息子を救ったことになるのだと思う。体をやわらかく、ゆるめるということは、各人の努力の範囲内でできるターゲットだと思う。

 http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/485.html#c27


05. 2014年3月30日 10:45:19 : QUVGBiiaQc
私も、そう思います。
子供に問題はなくとも。
この社会が病んでたりデ
問題がある、以上。

社会全体を救うのは不可能でも、
人の進化を救うのは、まだまだ可能だと、思いました。

真っ先に、理解して実践できる人間が、
追う者は少なくとも、表現し続けるべきだと。
詰まるとこ、最小不幸社会位しか、実現できようもない。


06. 2014年3月30日 19:15:02 : X8K3Jt2Lhg
関係ないけど、知能障害のある子供でも、面白くて陽気な親に育てられれば正常の範囲内になっていく事例があった。
奇跡的な例なんだろうけど。

07. 仁王像 2014年3月30日 21:08:22 : jdZgmZ21Prm8E : anFEZ42IZg
 >>06

 いい話ですね。やはり関係があると考えたくなります。
 知的障害のある子をもてば、たいてい落ち込んだり沈みがちになるのが普通だと思いますが、「面白くて陽気な親」というのだから得難い。これが、子どもごころにも良い作用を及ぼし、親子のあいだで悪循環に陥るのを回避できたのではないか。
 もう一つ想像されるのは、この親の性格からして、子どもをいろいろな所に連れ出して、全身を使った遊びを盛んにさせたのではないかということ。身体全体が良くほぐされることで脳が刺激され、徐々に脳機能が回復し(つまりリハビリの原理かな?)、奇跡を起こしたのではないかと素人考えしたくなります。


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