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(回答先: 「身体性を喪失した言葉の氾濫」とは、言葉の面から捉えたもの。重要なことは、身体でさえ“身体意識”を喪失することが…/高岡 投稿者 仁王像 日時 2014 年 4 月 05 日 09:56:55)
≪ジンブレイドの驚異の威力≫
ジンブレイド(腎+刃)は個人によって異なりはありますが、概ね足裏の土踏まずに端を発し、内足首の後ろ側、ふくらはぎ、膝裏、腿の裏側を途中まで上行し、そこから腿の内側に入り下腹部に収まる、一つながりの曲線状の形をした身体意識です。
ジンブレイドは、複雑に下半身・中半身の意識の硬直した構造を、劇的に解放する働きを持つ。人は一般に、足裏ではカカトから外縁そしてツマ先部分に“力感”あるディレクターが形成され易い。つまり両足をピタッとそろえて立った状態で、両足の周囲をグルリと囲む“輪”も形の“力み”の意識構造が形作られているのです。この足輪は、…身体に動きの不自由な“金縛り”状態をもたらします。
スポーツ界の天才、武道や舞踏の達人などの人々は、いずれもジンブレイドを形成することで、この人類の呪縛スティフルクラムを克服したのです。
≪江戸時代はジンブレイドの社会だった≫
結論から言えば、武蔵以降の江戸時代は、正にジンブレイド全盛の時代であったのです。“剣客”“武芸者”と言われる人たちは元より、舞手、芸人、花魁に到るまで、その大半をなす人々が、ジンブレイドを所有していたのです。
武蔵の伝書の記載絵、浮世絵、さまざまなその他の絵画に描かれているそれらの人々からは、紛れもなくジンブレイドの存在がありありと読み取れるのです。
そして何と驚くことに、江戸時代の庶民を描いた何点かの絵からは、町々に暮らす一般の庶民にもジンブレイドが広がっていた事実が観て取れるのです。
たとえば洗濯をする女、赤子をあやす女、米俵をかつぎ運ぶ男、…等々、それらは生活の正に真っ只中の大衆の内部に、今日、各専門分野における極め付きの天才や名人・達人にしか見られぬ身体意識の構造が、普遍的、一般的、当り前のものとして存在した証拠を物の見事に付き付けてくるものばかりなのです。
≪身体意識の退化≫
― 現代の日本の相撲が“本当に深く豊かな内容を持っていない”というのは、現代日本人全体が“身体意識”の薄い身体と身体活動をしか持っていないからなのだ、ということなのですね!
高岡 双葉山の“超絶的な身体”を思い出して下さい。…
浮世絵がなぜにそこまで西洋人に感動を与えることができたのか。それは浮世絵のモデルである人物自体の“身体意識”の豊かさ、深さと、それを充分に認識し表現することのできた絵師の側の“身体意識”の豊かさ、深さを西洋人達が自身の“身体意識”の能力をもって直観することができたからに他ならないのです。
【出典】同前
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