02. 2012年8月29日 13:41:16
: CZx5vagXD2
そう そこに掲げられた肉体的知覚による解釈を言語変換し事実を歪めて理解しているということになる その内奥に在る知覚をそのままに使う事はしていない 世界の感触のすべてを解釈のフィルター越しに受けとっているよって人はありのままの世界をみれてはいない そうした認識に立つ事がまず先である 思考はどうだろうか 思考を誰かに伝えようとする時すぐに母国語を浮かべるだろう しかしその母国語は自然にもたらされたものではない では自然な言語ともいうべきもので作られている思考は どのようにして頭の中で扱われて存在するというのだろうか それは生き物そのものの様相を呈している 多くの言語概念はそうした生き物としての認識が無いばかりか それらを抑え込んでしまう働きがある 人々が多くの認識を人工的なものに置き換えて物事に解釈を加えていき 反自然的な生き方をそこに見出す様になった 自然を敵と見なしたからだ コントロールすべきものだと捉えたのだ 見下しているのか 畏怖しているのか 人はそうして自分の中にいつかしら確信してやまない 自分達にあらゆる価値を齎す概念を手に入れた そしてそれらを通して世界を作り上げるようになった 「私はこういうものだ」 「私の何が"いけない"のか」 「結果」という言葉を目にするとき そこには必ず「原因」があるとされる しかしそれらもまた作られたものだ 言葉にはすべて直線的な思考が働くようなしくみがある 認識の限界をすぐに生み出すトリックがある 起点が無ければ何処から何処迄動いたかを理解出来ない もしくは動いたつもりで止まったままであるのかさえも 空間も時間の概念もまた人が作ったものだ 事実とは違う 事実はこうだ 現在結果として現れている物事に対する原因というものも または無数の未来の結果が現在の自分に原因としてある様に 過去も未来もすべては現在のあなたが作っている 過去をこういうものだと決めつければそこに準じた未来も同時に産まれている 血塗られた歴史観もまたすべて現在のあなた方の観念的な枠組みによる想いが作り上げているのだ すべての時は意識の中に同時に介在している そこに決まりきった事など一つも存在しないし 考えられた全ての事象もまた存在する 何を選ぶか どうした自分がそれを選ぶか どうした自分を選ぶか すべてはそれだけだ すべて現在の意識にその直線的な過去も未来も同時に産んでいる あなたが「私の不味い所は何処なのか」と探し訊ねるとき あなたの世界に見合った心象世界をそこに齎してしまっているに過ぎない あなたの想いがあなたの見る世界を生み出すのだ 記憶とは言葉にすれば過去に属するものだろうが それはあたりまえに未来にも在る いまその未来の記憶をみてこういったとする 「未来は灰色だ」 しかし現在のあなたがそれを云っているのである それと同じで 過去に幾らあなたが失敗を繰り返して来たと云えども そこからシフトして「バラ色の未来」を生み出すのも現在のあなただけである 私もまたこのタイトルで一文書こうと思っていた 「意識とは何か?」 あなたも私も同じ存在だ 同じもので出来ている 何が違っているか? それは各々が知らず知らずの内に確信する観念体系だ それらは宗教となんら変わりない 何を想い何を信ずるか あなたの世界に何を見るか 人に何を見るか すべては「私とはこういうものだ」という認識により 「存在している」と感じている それが差を生み出すのだ 国家 人種 思想 すべての境界線はただただ如何わしいものでしかない 日本という和民族としての原風景は元々そうした枠組みを捨てて来たところにあった筈だ 国譲りの神話の中にもそれははっきりと伺える そのようにして人々を迎え入れては 住み良い国づくりの為の教えに感化させて柔していったのである あなたの人体の中に無数の細胞が存在する様に それらひとつひとつもまたそれぞれに意識を有している それらはあなたの一部である そしてあなたという人体を維持する働きをしているのである ではあなたはなんの一部だといえるのか 地球意識とは何か 宇宙意識とは何か 次元間全てに存在する意識とは何か 究極の微小物質にさえも意識は存在するのである では究極の全体意識とは何か |