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死体でも絶対辞めない菅内閣 8月末になっても菅退陣などあり得ない! 現実になる8月解散総選挙
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2011/7/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
その結果は民主も自民も過半数を取れない
-与党も野党も辞めるだろうと儚い期待を抱いているが菅首相はシブとくシツこく卑しい性格だ
菅直人というのは、恐ろしい男だ。この権力に対する執着、妄動は何なのか。ゾッとしたのが、玄海原発の再稼働騒ぎだ。
海江田経産相は先月29日、佐賀県知事に会って、原発の再稼働を要請した。「国が安全性について責任を持つ」「菅首相にもご理解をいただいている」と説得し、知事も再稼働に傾いた途端に菅がテーブルをひっくり返した。
「国民が納得するルールづくりが必要」とか言い出し、海江田の「安全宣言」に「待った!」をかけたのだが、もちろん、原発再稼働問題は海江田の一存で進めていたわけではない。
「当然、首相とのスリ合わせがあったはずで、首相が何も聞いていないというのは通じませんよ」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
一言でいえば、菅が海江田を裏切り、自分だけ「いい格好をしようとした」(同)ということだ。
「この首相はいつもそうじゃないですか。閣僚が自分より目立つのを嫌い、国民受けする話は自分が独り占めしてしまう。逆に、そうではない話は閣僚のせいにして、『俺は知らなかった』ことにする。今度も同じ発想だと思います」(同)
ハシゴを外された海江田はカンカンになり、きのう(7日)の参院予算委で辞意を漏らしたが、この辺も菅は計算ずくだろう。
経済産業省の官僚に乗っかり、原発再稼働を急ぐ海江田と、それに抵抗する菅という対立構図をつくり出し、戦っている姿を強調、演出する腹だ。さすがに、こうしたあざとさが見透かされ、メディアはむしろ、海江田に同情的だが、それにしても、なぜ、退陣表明した首相がここまでやるのか。同じ内閣の、言うなれば“部下”までダマし、ハメるのか。答えはひとつで、辞める気なんてさらさらないのだ。脱原発で延命を狙い、抵抗勢力が出てくれば、「待ってました」で、解散を打つ。こんな戦略を本気で考えているのである。
◆二枚舌のペテン首相が大風呂敷のおぞましさ
「永田町では8月6日解散説までささやかれていますよ。原爆の日解散です。そこまではいかなくても、菅首相は広島、長崎の慰霊祭への出席に異様なこだわりを見せている。何らかのメッセージを発し、脱原発路線をアピールするのは間違いありません。そんなことになったら、8月末退陣も怪しくなる。一定のメドに、脱原発が加わる可能性も出てきてしまう。逆らったら、解散の恐れがある。慌てた国対関係者は、退陣3条件の3法案を7月中に通せないか、と真剣に検討しているほどです」(永田町関係者)
菅は国会でみんなの党の渡辺喜美代表に解散を挑発されると「大きな激励をいただいた」と応じた。「辞める、退陣するという言葉を使ったことはない」とも。この男は正真正銘のペテン師だ。退陣3条件なんて、二枚舌首相の口から出まかせで、原発解散→生き残りに最後の執念を燃やしているのは間違いないのだ。
「自然エネルギー買い取り法案にこだわるのであれば、原発再稼働はおかしい。ようやく自分の矛盾に気づいて軌道修正したのでしょうが、だとすると、東電の賠償法案も見直し、9電力会社の地域独占にもメスを入れ、発送電分離まで踏み込まなければウソです。そこまで考えているのだとすれば、長期政権が視野に入る。孫正義氏に『10年やって欲しい』と言われ、大ハシャギしていた顔を思い出します」(ジャーナリスト・横田一氏)
世にもおぞましい展開ではないか。周囲からも国民からも完全に見限られた死体同然首相が、思いつきで大風呂敷を広げて延命を狙う狂気。野党が3法案に抵抗したり、民主党が菅を無理やり引きずり降ろそうとすれば、即、解散だろうし、3法案が通れば通ったで、3次補正とか言い出すに決まっている。世紀の破廉恥、しがみつき首相を辞めさせるにはもう一度、不信任案を可決させるしかないかもしれない。
◆民主も自民も過半数に届かず不毛な結果に
権力にしがみつくことしか考えていない菅が狂気の解散に踏み切ったら、この国の政治はどうなるのか。
今月初めに実施された新聞各社の世論調査を見ると、民主と自民はともに政党支持率が10%台のジリ貧だった。「支持政党なし」は50%を超え、政権交代以降で最高レベルに拡大した。
亡国首相が朝令暮改のその場しのぎに明け暮れ、野党はそんなデタラメ与党を追い詰められない。国民の政治不信は最高潮に高まっている。
そんな状況で総選挙になれば、勝者不在になる。民主も自民も過半数を取れず、政界流動化は必至だ。
政治評論家の浅川博忠氏はこう言う。
「菅首相は『脱原発』のワンイシューで勝負をかけるつもりです。小泉郵政解散をモデルにしているのは間違いない。そうすれば、いまの300議席が半減しても比較第1党は取れる。こんな希望的観測を持っているのでしょうが、甘すぎます。支持率が2割ない首相が復興の大事な時に無謀な解散をすれば、猛烈な批判を招く。大惨敗しますよ。民主も自民も単独過半数には届かず、みんなの党が相当伸びると見ています」
◆民主党は分裂し、被災地は置き去りに
だいたい、菅が狙うように「原発か反原発か」が争点になるのか。菅は「再生エネルギー法案に反対イコール原発推進」という対決構図をつくるつもりだが、それを見越して自民党は「総合エネルギー政策特命委員会」を発足させて、「脱原発解散」の争点ボカシを始めている。国民の多くは脱原発だろうが、スッカラ菅がニワカ仕立ての旗を振ったところでドッチラケだ。
結局、不毛な選挙になるだけだし、民主党は“殿乱心”でグシャグシャになる。戦う前から大波乱だ。
反小沢路線で民主党をメチャクチャにした菅が自爆テロのような解散を打つのだ。狂気の解散に踏み切った場合、小沢系は菅のポスターで戦えるのか。消費税10%増税を決めただけでなく、あらゆるマニフェストを撤回したのが菅なのだ。09マニフェスト堅持の小沢グループ議員が菅と一緒に街頭に立てるワケがないのである。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言った。
「民主党が割れて、分党、分裂選挙になるのは必至でしょうね。ちなみに私の議席予想では、民主101、自民188、小鳩新党88です。政界は大混乱すると思います。93年の自民分裂後、小政党が乱立、離合集散を繰り返して自民vs.民主という2大勢力に収斂(しゅうれん)されるまで10年を費やした。本格的な政権交代までは16年もかかっています。いま解散・総選挙になったら民主が割れて、同じような展開になる。『混乱の10年』が繰り返されることになるのです」
政治が戦国時代みたいになれば、大震災から立ち上がろうとしている被災者や、原発事故に翻弄される福島県民は置き去りにされてしまう。本格的な復興予算となる3次補正は先送りとなり、東北は見捨てられることになる。卑しい権力亡者の狂乱政治と解散で、日本は奈落に沈むことになるのである。
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