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[正論]拓殖大学大学院教授・遠藤浩一 民主党にしがみつく剛腕の末路(産経)感覚と手法は時代錯誤、剛腕に期待するのは間違い
http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/414.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 2 月 03 日 20:07:24: igsppGRN/E9PQ
 

【正論】拓殖大学大学院教授・遠藤浩一 民主党にしがみつく剛腕の末路
2011.2.3 03:13 :産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110203/stt11020303140003-n1.htm

 最近、某週刊誌の座談会で、小沢一郎氏を支持する民主党中堅議員が「親父(おやじ)は寝首をかきそうな優秀な人間を傍に置かず、次世代を育ててこようとしなかった」とぼやいているのを読んで、以前に同じような発言があったことを思い出した。「彼の欠点はどうしても後継者をつくろうとしなかったことです。権力者が陥る通弊ですが、やっぱり次の人は育てなきゃいけない」

 こちらは17年前の発言だが、「彼」とは小沢氏を指すのではない。田中角栄氏であり、発言者は小沢氏である。自らの発言が自らに跳ね返ってくることを、“ブーメラン効果”というそうだが、氏も例外ではないようである。

 ≪学んだことがもはや通ぜず≫

 今回の強制起訴で、小沢氏の政治的影響力はかなり低下するであろうとの観測が広まっている。筆者もそれは避けられないと見る者の一人だが、強制起訴はそれを後押ししたきっかけにすぎず、彼が政治家としての存在理由を失いつつある理由は、別の、より本質的なところにあると思われる。

 それは第一に、時代環境が変化していて、氏がその政治キャリアを通じて学んできたことがもはや通用しなくなっていること、第二に、小沢一郎その人に決定的な何かが欠けていること、である。

 師匠の田中氏が活躍したのは、右肩上がりに経済が成長するのに伴って公共事業や社会保障などの再分配も拡大し、それが政治の主たる課題と思い込んでいられる、ある意味、幸福な時代だった。

 かつて、再分配の規模が拡大する過程で、政治の世界では二つの現象が起こった。政治資金の拡大と、与野党の馴(な)れ合い、すなわち国対政治である。

 いわゆる「政治とカネ」の問題が、高度成長期の日本経済の伸長と踵(きびす)を揃(そろ)える格好で拡大してきた側面を軽視してはならない。当時、「政治とカネ」をめぐる問題が起こるたびに、社会党をはじめとする野党は正義を代弁するかのように振る舞った。しかしそうした野党と自民党は、国対を通じて裏取引をするのが常だった。そこではいささかのカネも動いた。

 田中氏はこうした政治の現場において、常に要路を占め、存在感を発揮し続けた政治家である。

 ≪田中角栄譲りの政治とカネ≫

 小沢氏が師匠の背中を見て育ってきたのは言うまでもない。民主党内で旧社会党系の議員と親密なのは、55年体制下の国対政治の焼き直しと捉えれば理解しやすい。社民党が小沢氏の証人喚問に反対しているのも、この脈絡で見れば不思議ではない。小沢氏をめぐる「政治とカネ」の問題は、自民党(田中)時代の負の側面を体現しているにすぎないのである。

 高度成長は冷戦の恩恵だった。しかし、欧州でこそ冷戦は終わったものの、東アジアではそれが先鋭化しつつある地政学的環境の中で、わが国はかつての再分配至上主義からなかなか抜け出せず、打つ手打つ手を誤るうちに、国富を瞬く間に減少させてしまった。

 この期に及んで小沢氏は、国民との約束なのだから、何が何でも再分配を重視したマニフェスト(政権公約)を実現しなければならない、と大見得(おおみえ)を切っている。氏の感覚と手法はアナクロニズム(時代錯誤)以外の何物でもない。その剛腕とやらに期待するのは間違いである。

 菅直人首相が強制起訴を利用して党内の奪権闘争を有利に運ぼうとしているのは周知の通りだ。ロッキード事件の時に、三木武夫首相が政権延命のために疑惑を利用しようとした構図と似ている。

 ≪師同様、権力者の通弊で退場へ≫

 あの時は、田中氏と対立していた福田赳夫氏までが三木首相の左翼張りのやり口に不快感を覚え、「反三木」に回ったものだが、現在のところ、民主党に「反菅」の「挙党協」が形成される気配はない。だからといって首相が安泰というわけではない。要するに、どっちもどっちなのである。「小沢潰し」という最後のカードを切ってしまえば、政権はレームダック化するだろう。

 さて、田中氏は逮捕されるや、ただちに自民党を離党し田中派(七日会)を退会することによって、却(かえ)って自らの影響力強化に成功したが、小沢氏にはそれができない。民主党議員たる地位にしがみつくことしか政治生命を維持する途がないということである。

 ここが、師匠とは決定的に異なるところといわなければならない。何かと毀誉褒貶(きよほうへん)のつきまとう田中氏だったが、直接、接した多くの人が「一度角さんに会えば、誰でも好きになる」と異口同音に語ったものである。

 対して、小沢氏の場合は、周辺に屯(たむ)ろした人たちがいつの間にか離れていってしまう。小沢氏にとって子分は使い捨ての消費財かもしれないが、実は子分が親分を見限り、消費しているわけである。今、小沢氏の周辺で気勢を上げている人たちが、一年後どうしているか、見物である。

 彼もまた、「権力者が陥る通弊」によって退場しようとしているのである。(えんどう こういち)
 

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コメント
 
01. 2011年2月03日 20:24:59: tYHkjAw4fs
 偏差値20〜30台のアホばかりを集める大学教授らしい。

02. 2011年2月03日 20:27:35: 47eSrQHYzY
ふ〜〜〜ん、、、そうなんだ???
 
 でも、、、小沢は甦るよ!!!

03. 2011年2月03日 20:38:48: 1Skp6TM81I
おそらく週刊新潮の記事を指していっているのだろうが、あれは座談会ではなく新潮の記者が小沢派と目される議員に電話をかけ設問に答えた話を座談会形式に記事として編集しただけのようだ。

森ゆうこ氏のところだかにも週刊新潮から電話が取材の電話が来たようだ。
コラムであったかツイッターであったか、新潮の記事に対して不信感を持っていることをこの例をあげて表明していた気がするが。


04. 2011年2月03日 22:17:49: Z7teuTss9s
 小沢氏が政治資金規整法の下で政治資金の収支の流れを1円単位で公開していること、検察神話は崩れ去っていること、マスメディアの情報独占の時代は終わったこと、政権交代可能な時代になったことなど、角栄氏の時代とはまるで違っている。
小沢氏が角栄氏の背中を見ていたというだけで55年体制当時と同様の「政治とカネ」の問題を抱えていると考える方が時代錯誤だ。
未だに55年体制の頭から抜け出せない学者の論説を「正論」として紹介するメディアに至っては哀れとしかいいようがない。

05. 2011年2月03日 22:33:51: buKTZzMp2Y
この程度の文を書いても大学教授か、田中角栄はその後も断トツのトップ当選を続け鈴木宗男もおれだけのパッシングを受けながら、また当選した。

大新聞の世論調査の結果が民意を示すものではない。


06. 2011年2月03日 22:56:21: xDSRSBQsrs
ピカピカの後継者がいろいろいるじゃないか。
とはいえ、歴史的な政権交代を成し遂げ、無法な検察から念入りな不起訴を勝ち取るような不世出の大政治家と比べたら、そりゃあ後継者のハードルは気が遠くなるくらい高いのも事実。
そんな時、小泉の後継者は安倍とか、アメリカの切り札は前原とか、不思議なくらいお粗末な人脈を思えばok。ハードルはアホみたいに低くなるから。後継者の基準としては全く役に立たないけど。

敵も味方も小沢からいろいろ学んで議会制民主政治が根付けばいい、というのが小沢的な発想だと思うんだよね。だからここで一番の問題は、小沢派のレベルではなく、敵のスケールの異常な小ささなんだよね。この投稿記事のレベルに代表されるような。


07. 2011年2月03日 23:35:18: f84aJbIRio
拓大では、バカは学生だけかと思ったら、教授も負けないくらいバカなんですね〜
まいりましたぁ〜

08. 2011年2月04日 01:09:52: 3qxg8BBkIw
悪い意味で微妙な評論。

言葉の端はしに想像と思い込みで書かれている気がします。
「論」というには余りに情緒的な文章で、題材としているのも週刊誌と資料として信頼性に欠けるし、やや客観性が乏しいとが見受けられます。

この先生も自分の学生がこの文章を書いてきたらC以下をつけると思う。

政治学や歴史学、社会学といった社会科学はもっとも大人な学問なんだが、おそらく社会科学系統の大学教授が発表する論として元記事を読むと、日本の知性の枯渇がひどい状況なんだと絶望する。


09. 2011年2月04日 02:29:19: 8Jq3bX9ylQ
戦争に負けたのに勝ったと思い込みたい馬鹿者。でも敗戦から早65年
 アメリカには実は勝ってると思い込みたいキチガイ
 日本のカネでアメリカを養ってやってると思いたいボケ老人

以上3種類の奇特な日本人を相手に商売をやってきたが
もはや客が字も読めないほど老耄したため、インチキ商売が成り立たなくなったボケ新聞。
 若者は気持ち悪がって近寄らない新聞

老人、極右あいてのキチガイ同好会に転地自然の法則が働いて読者が激減しているのである。


10. 2011年2月04日 02:30:06: 8Jq3bX9ylQ
天地自然
の間違い

11. 2011年2月04日 05:18:36: eaLv2zC4vM
  ということで極右の妄想歴史じじいにすがりつく剛腕新聞の末路(産経)感覚と手法は時代錯誤、剛腕に期待するのは間違い

12. 2011年2月04日 11:36:40: FHVyh15Kso
これは「信者」と、そうでない人間を分けるリトマス試験紙だね。
この評論を頭から否定していては、世間で言われている「小沢信者」で終ってしまう。
ネット会見等で小沢氏の露出が増えたら、この手の評論が増えてくる、免疫をつけなきゃ。

田中元首相、政治とカネに関するに関する評論は一般的。
菅政権を三木政権に重ね合わせている点は、若い人はウィキペディアレベルで構わないから確認すると面白いと思う。

小沢氏の「マニュフェストを実行する」という言葉を、再分配の重視ととらえる点も一般的であるが、
それを、師の田中元総理の政策(利益誘導)の延長と位置づけた点は、時代環境が異なるだけに疑問がある。
また、利益誘導は冷戦体制下の高度成長時代だからこそ可能だった、という認識はその通りだと思うが、
小沢氏の再配分を、田中時代の公共事業や社会福祉の割り振りと同列に定義している点については、自分とは認識が異なる。
しかし、民主党09年のマニュフェストを「バラマキ」と批判している論拠と一緒であり、
この批判を「感情的にならず」、秩序だてて論破してゆかない限り、
小沢一郎=従来型の古い政治家、というレッテル貼りから脱却できないだろう。

田中元総理のロッキード事件以降の身の処し方と、今回の小沢氏の態度を比較して「民主党にしがみついている」という指摘につては、
政党と政治家の力関係の違い、法的位置づけの違い、で簡単に話がつく。
派閥の領袖が政治資金の面倒を見ていた田中元総理の時代と、政党助成金の現代とは明らかに異なり、
小沢氏は自分を支持している議員のためにも民主党に留まらならければならない。
(問題があったにせよ)国家権力による逮捕・起訴と小沢氏のケースとは明らかに違う。
そして、小沢氏の元からどんどん人が去る、小沢氏と行動を共にしていたら自分も刺される、
ピンさんじゃないが、そう思ったらみんな逃げる。それだけだろう。


13. 2011年2月04日 13:03:29: l0D0EousDo
この程度の人間が「大学教授」なんだから、学生が授業に出ずに遊びとバイトに精を出すのをいちがいに非難できないな。こんな奴の講義とやらを聞いても三文の特にもならんだろ。馬鹿にならない額の入学金や授業料を払って入学した先にはコイツがいるのかあ。殆ど詐欺だな。

14. 2011年2月04日 14:17:58: aKzNCUCKsI
  このセンセの場合は営業右翼だろう
サンケイの読者、80近いジジイ、底辺で官僚コンプレックス、アメリカコンプレックス、どれも長くて3年だろう。 サンケイジジイはもうすぐいなくなる。
 こんなのいくら低偏差値大学卒、低偏差値大学教授でもわかるだろう。
だから、上記3種類のジジイに喜んでもらえるような記事を書くんだ。
何の功績もなく、ひたすら戦争に負けた事実をウソで塗り固めて否定して、カネではアメリカに大勝と思ったらバブル崩壊で突き落とされて、こういうジジイの鎮魂歌だよ。
 後は極右とネトウヨしか読まないよ。

15. 2011年2月05日 01:30:03: zBdrMpOpYE
駒大出身程度で、母校以外の大学になれる人間がいたとは、初めて知った。

せめて旧帝大・一橋・広島・鹿児島・神戸レベルを卒業した人間にコメントさせろよ。でないと「底辺大卒の底辺大教授の頭の悪い妄想」と片付けられるのがオチだ。

それとも産経レベルだと、この程度の人間しかコメンテーターが見つけられなかった?


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