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(回答先: [正論]拓殖大学大学院教授・遠藤浩一 民主党にしがみつく剛腕の末路(産経)感覚と手法は時代錯誤、剛腕に期待するのは間違い 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 2 月 03 日 20:07:24)
この産経の「正論」というのは、夙に笑える文章で有名です。
一読、まともに言っているように見えますが、よく読むと実に笑えます。
まともであればあるほど、愉快すぎて、あとで哀しくもなるのですが。
いま集めてその記号操作を分析中なので、詳しくは書きませんが、
幾つかの元になる言葉、イメージにまずレッテルをはり、
それをジグゾーパズルのように、ネオコンデ、はめ込んで、
それなりの自画像をつくるだけの、自己中お宅一人トランプ、
それも6ピースくらいしかない、低学年の雑誌の付録にあるようなパズルです。
コツは、まず、論旨の前提になっているレッテルをみつけることです。
前提というのは、おもに最初に出てくるので、探すのは簡単です。
このお馬鹿な論旨の場合、もちろんそれは、
引用するのもばかばかしいですが、
(引用します)
最近、某週刊誌の座談会で、小沢一郎氏を支持する民主党中堅議員が「親父(おやじ)は寝首をかきそうな優秀な人間を傍に置かず、次世代を育ててこようとしなかった」とぼやいているのを読んで、以前に同じような発言があったことを思い出した。「彼の欠点はどうしても後継者をつくろうとしなかったことです。権力者が陥る通弊ですが、やっぱり次の人は育てなきゃいけない」
(引用おわり)、です。
つまらないのは一目瞭然でしょう?
自分を含めた人間についての洞察、共感、発見、哲学、
といったものがなにもないからです。
自分と同じ程度の人の意見を二つはり合わせて、
まあ、なんとか二つ、とりよせたところには殊勝なところがありますが、
それにしても、つまらない意見でしょう?
なぜつまらないか。
小沢一郎が、天才だからです。そして実はこの教授もそれを認めているのに、
それをなぜか認めたがらないところに問題が、
書き手の書き手自身による圧迫があるんですね。
たとえば、この文章の、小沢一郎を、
モーツアルトやベートーベンに代えて、いろいろ読み替えてみてください。
面白いでしょう。そうしてわかってくるのは、この教授は、小沢一郎について、
なにも考えていないし、書いてもいない、ということはそればかりか、
小沢がなにを考えているのかも、その決定的な新しさも、
いまの日本の問題も、世界の潮流も、明日のごはんのことも、
なにも考えていない、ただ書いただけなんだ、
ただ持ちあわせていたいくつかのレッテルを、ただ並べ替えていたんだ、
ということだけなんですね。つまらない人が、つまらない意見で、
おもしろい人にレッテルを貼ろうとすると、とかくこうなります。
しかし、モーツアルトとベートーベンは、ね、もう言わなくもいいでしょう。
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