http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/485.html
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(回答先: 「屈指の研究者なぜ不正」 京大元教授 教え子ら衝撃 (産経新聞) 投稿者 乃依 日時 2012 年 7 月 31 日 16:56:34)
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/30053556.html
新ベンチャー革命2012年8月1日 No.610
タイトル:ゲノム創薬研究の第一人者を平気で逮捕する東京地検特捜部の正体とは
1.京大前教授・辻本博士逮捕事件:日本の先端技術分野での謀略事件か
2012年7月31日、東京地検特捜部は京大前教授・辻本豪三博士を収賄容疑で逮捕しています(注1)。この逮捕劇によって、同博士の人生はお釈迦にされました。東京地検はむしろ悪意をもって、それを狙ったと疑われます。
筆者は前々から、京大医学部の再生医療研究など京大の最先端医療技術研究は米国技術覇権主義者からマークされているのではないかと疑っていましたので、このニュースに接して、キター!と直感しました。
辻本博士はノーベル賞受賞の田中耕一氏と共同研究しているようで、ゲノム創薬研究第一人者であり、京大薬学部の最先端創薬研究センター長を務めていたほどの人物です。いわゆる大物教授だったわけです。このような人物をあろうことか、東京地検特捜部がわざわざ、京都まで出向いて逮捕するとは尋常ではありません。
上記の事件からすぐに連想されるのは、90年代末に発生した、岡本卓・元理化学研究所研究員遺伝子スパイ容疑事件です(注2)。本事件は拙著『日米技術覇権戦争』(2003年、光文社)でも取り上げています。現在、日本在住の岡本研究員はもし、今、渡米すれば、間違いなくFBIに逮捕されるはずです。岡本研究員は確か、アルツハイマー病遺伝子の研究者であり、アルツハイマー遺伝子サンプルを留学先の米国研究所から盗んで日本に持ち帰ったという国際スパイ容疑をかけられたと記憶しています(もちろん、本人は否定している)。上記、辻本博士もアルツハイマー病の診断法を研究していたようです。
これらの事件は米国関係者による陰謀事件くさいのですが、その例はほかにもあります、それは2005年に起きた再生医療分野の世界的研究者・黄禹錫・元ソウル大教授(注3)の論文ねつ造発覚事件です。この教授は確か、サムスンから巨額の研究費支援を受けており、研究分野において韓国初のノーベル賞受賞候補者(金大中元韓国大統領の平和賞を除く)とうわさされていた大物研究者です。
この事件も非常に陰謀くさいと思います。
2.日本の先端技術研究者は米国技術覇権主義者の謀略に嵌められるな
米国には先端技術分野における技術覇権主義者が存在します、その代表格が、ブッシュ戦争屋政権下の元・国防長官・ロナルド・ラムズフェルドです(注4)。
先端技術をリードしているのが米国であることは、米国の先端科学技術分野におけるノーベル賞受賞者が断トツに多いことから明らかです(注5)。
米国技術覇権主義者にとって、先端技術は先端的軍事技術とイコールであり、先端技術を制するものが、世界の軍事覇権国であるという認識を持っています。
先端技術のうち、核技術や情報・通信技術が軍事技術に直結することは誰にもわかりますが、医科学分野も彼らにとって立派に、軍事技術なのです。なぜなら、近未来に最も有望な兵器、それは生物化学兵器だからです。
彼らは世界の先端技術研究を常時監視しており、米国以外の国で行われる先端技術研究が、米国の国益を侵すと判断したら、だまっていません、何らかの方法で妨害してきます。
その意味で、日本で先端技術を研究している産官学の研究者で、世界トップレベルを走っている研究者は彼らから密かにしっかりマークされていると自覚すべきです(注6)。
3.辻本博士を逮捕した東京地検特捜部は、事実上、日本の捜査機関ではない
筆者は今、国家諜報の専門家・孫崎氏の新著『戦後史の正体』(注7)を読んでいますが、筆者の思ったとおり、東京地検特捜部は現在なお、日本の捜査機関というより、米国捜査機関(FBIやCIA)の日本エージェントそのものです。小沢冤罪事件であれだけ、世間から顰蹙(ひんしゅく)を買ったにもかかわらず、彼らは馬耳東風です。
今回の辻本博士逮捕事件をみると、どこにもありそうなありふれた収賄事件であり、もし、この程度の事件で、日本のゲノム創薬研究第一人者を逮捕するなら、日本全国無数の日本人研究者を逮捕しなければ不公平です。
しかもこの事件で、なぜ、わざわざ、東京地検が京都まで乗り込むのか、正気の沙汰ではありません。
孫崎氏によれば、東京地検特捜部は日本政府ではなく、米国関係者の命令に従って動く特捜機関のようです。
ネットでは、辻本博士を妬む周辺関係者による密告という見方もありますが、発端はそうかもしれません。しかしながら、これだけの大物研究者を逮捕するからには、別の狙いがあると疑うべきです。
上記、辻本博士の場合、何らかの研究費不正をした証拠はあるのでしょう、さもなければ、逮捕にまで至らないはずですし、さらにご丁寧にも、同氏は逮捕前に自願退職していますから・・・。
しかしながら、同様の事件は、2006年、早稲田大学でも起きていますが、事件化していません(注8)。つまり、常識的には、この手の不正は相手が大物研究者ですから、事件化することはないのです。
世間の常識から大きく逸脱している東京地検特捜部は、国民の真の敵(税金泥棒など)を検挙することはなく、何らかの意図をもって、恣意的に米国に不都合な日本人を逮捕するのが常です。
ほんとうにとんでもない国家となりました、対米属国・日本は・・・。
注1:朝日新聞“元京大教授を収賄容疑で逮捕 入札で業者に便宜”2012年7月31日
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY201207310319.html
注2:日経バイオビジネス「遺伝子スパイ事件」石塚泰年
http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/newsletter/n08b2.html
注3:黄禹錫
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%A6%B9%E9%8C%AB
注4:グローバルMOT(技術経営)に求められる戦略家とは
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/31132/1/WasedaKokusaiKeieiKenkyu_41_Yamamoto1.pdf
注5:国別のノーベル賞受賞者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%88%A5%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85
注6:ベンチャー革命No.249『日本の万能細胞研究:甘くない米国覇権主義者』2007年11月27日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr249.htm
注7:孫崎享[2012]『戦後史の正体』創元社
注8:松本和子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%92%8C%E5%AD%90
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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